東京工科大学は、米国半導体メーカーNVIDIAの日本法人エヌビディアと、学術交流に関する協定を締結したことを、9月11日に発表した。同協定の締結は、東日本の大学として初となる。
両者は同協定のもと、生成AI(人工知能)などに利用されるNVIDIAの主力製品であるGPUや、産業用デジタルツインの構築において、3Dワークフローのためのリアルタイム仮想空間シミュレーションとコラボレーションを実現するプラットフォーム「NVIDIA Omniverse」、物理に基づいた機械学習のフレームワークである「NVIDIA Modulus」などにおける技術者人材育成や共同研究開発の協力などを推進していく。
また、同大学のコンピュータサイエンス学部では、国内大学における先進的な取り組みとして、「NVIDIA Tensor コア A100 GPU」と、NVIDIA AIプラットフォーム「NVIDIA AI Enterprize」を用いて複数の仮想GPU環境を構築。同学部の学生や教員が必要なときに必要なだけ利用できる新しいAIプラットフォームとして、2023年6月より運用を開始している。
同協定の期間は2023年9月1日~2025年8月31日を予定(延長あり)。協定の内容は以下の通り。
- エヌビディア社員と東京工科大学教職員・学生等の人材交流
- 講演会及びシンポジウムの開催
- 学術情報及び資料の提供
- 共同研究等の研究開発協力
- その他本目的を達成するために必要な協力
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