立命館アジア太平洋大学は、運営パートナーのオーイーシー、システムパートナーのサーティファイとの連携により、2023年度に実施する入試からオンライン試験システム「スマート入試」を導入することを7月4日に発表した。対象とする入試方式は、総合型選抜の「総合評価方式・探究型~ロジカル・フラワー・チャート型~」および「総合評価方式・論述型」の第1次選考筆記試験で、全国どこからでも受験できる。
同学では、コロナ禍での安心で安全かつ公正な入試の実現に向けて、総合型選抜においてオンライン筆記試験および面接の制度を導入し実施してきた。オンライン入試においても、リアルタイムでの試験監督や解答用紙の回収といった、従来の対面入試と同等の公正さを確保している。
「スマート入試」とは、PCカメラに加えて第2のカメラと7つのAIを駆使する堅牢な試験監視システム。従来のオンライン試験システムでは対応できなかった「PCカメラの死角でスマートフォンを操作しChatGPTなどの生成AIから解答を得る不正行為」や「Hyper-Vなどの仮想マシンを悪用して試験監督に共有されないウィンドウで実行する不正行為」についても抑止、防止、検出できる。
今回のシステムの導入により、受験生はアプリのダウンロードの必要がなくなり、ハードウエア要件を軽減できる。また、地理的制約や受験のための交通費などの経済的負担が軽減され、公平かつ平等な受験機会の提供が実現する。受験生は、事前に提供される模擬テスト環境でオンライン受験に慣れ、本番の試験に向けて準備を整えられる。
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