ライフイズテックは、同社が提供するプログラミング学習用EdTech教材「Life is Tech! Lesson(ライフイズテック レッスン)」を、茨城県の公立高等学校81校に導入したことを、7月3日に発表した。
茨城県は時代の変化に対応し、自ら考え、自ら行動し、解決できる「人財」の育成を掲げている。情報化社会に対応した教育体制の充実が求められる中、全国トップレベルのプログラミング能力を持つ中学生・高校生を育成するための「プログラミング・エキスパート育成事業」を実施するなど、ICT教育先進県を目指し独自の取り組みを推進している。
ライフイズテックは2018年より「プログラミング・エキスパート育成事業」に参画し、プログラミング分野に高い意欲・能力を有する県内の中高生を対象に、アプリやWebサイト制作を通じて身の回りの課題を解決する学外のプログラムを提供してきた。
今回、同事業の裾野拡大を図るとともに、高等学校「情報I」の学習環境・指導環境の整備を目的とし「Life is Tech! Lesson 情報I全対応コース」の導入に至った。
同コースの概要は以下の通り。
- 「情報I」の全単元に対応:プログラミングやデータの活用はもちろん、情報デザインを含めた情報Iのすべての分野に対応している。プログラミングの実習環境もシームレスに活用できる。
- 個別最適な学習を実現:一斉授業ではなく、生徒がそれぞれのペースで学習可能。教員は各生徒の進捗や理解定着度をリアルタイムに把握でき、個別最適な指導を実現できる
- 共通テスト対策:授業ごとの内容を振り返る「チェックワーク」や、単元ごとに学習到達度をはかる「小テスト」により、頻度高く「学習定着」を促す仕組みを提供。また、共通テスト用プログラミング言語「DNCL」と構文が近いPythonを用いたプロダクト制作を通じて、プログラミングの概念や構造を学べる。
- 充実した先生向けサポート:各種ワークシート、定期テストサンプル問題などの補助教材に加え、模擬授業動画や授業スライド、教科書別の指導案、観点別評価指標などの支援ツールやカスタマーサポートも提供。計画から実施、評価に至るまで、教員を支援する。
- 卒業まで最大3年間活用可能:「情報I」でプログラミングやデータサイエンスを学んだ後、探究学習として身の回りの課題のデータ分析、オリジナルWebサイトの制作、解決策の提案などができる。応用・実践教材として、共通テストまでの「学びの空白」を埋める活用に寄与する。
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