自宅学習でのICT機器活用、2021年より進むも個人差があることが浮き彫りに【教育ネット調査】

　教育ネットは、同社が支援する自治体の小学校や中学校に通う児童・生徒を対象に実施した、「ネット利用における実態調査」の結果を5月23日に発表した。同調査は、2022年4月～2023年2月の期間に行われ、2万8930名から有効回答を得ている。

　調査結果によれば、家庭学習などのためにパソコンやタブレット端末等を、1日あたり2時間以上使っている児童生徒（小学3年生～中学3年生）は、2021年よりも平日で5～10ポイント、休日で4～8ポイント増加しており、家庭学習での端末活用が進んだことが明らかになった。

　一方で、自宅学習でICT機器を使用しない割合がとりわけ中学生で増加。中学3年生は、平日・休日ともに20ポイント増加し約4割が使用していないと回答した。自宅学習でのICT機器活用に個人差があることがうかがえる。