ELSA Japanは、同社が提供するAI発話支援サービス「ELSA Speak」が近畿大学附属高等学校の1年生に導入されることを、5月2日に発表した。
ELSA(English Language Speech Assistant)は英語をより正しく、自信を持って話せるようになるためのAIパーソナルコーチアプリ。2015年にGoogleのAI投資部門から出資を受けて以来、100カ国以上・5000万人のユーザーに利用されている。独自の音声認識技術により、学習者は個人のスピーキングの弱み(発音・アクセント・イントネーション・流暢さ・語彙力・文法)を特定し、短期間で改善することができる。
同校では2018年より一部のコースで英語の授業をコミュニカティブに行うアプローチを導入。指導する教員はケンブリッジ大学英語検定機構が提供する資格を取得し、生徒たちが英語で活動するための方法を学んだ。
このように、学習者中心のコミュニカティブな授業に改革したことで、課題内容も変更する必要がでてきた。授業と課題が関連するように教科書の音声を何度も聞き、発音・アクセント・イントネーションをまねて録音し、提出する課題を与えるようにした。
しかし、このようなパフォーマンスを評価するには膨大な時間がかかり、教員の負担となっていた。「ELSA Speak」を導入することで生徒たちの発音に対する学びが深まり、教員の負担も軽減されると判断し、今回の導入に至った。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア