ニフティは、同社の運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」が、小中学生が中心の同サイトへの訪問者を対象に実施した「友だち・グループ」に関するアンケート調査の結果を、4月26日に発表した。同調査は3月15日~4月5日の期間に行われ、1442名から有効回答を得ている。
調査対象者に、パソコン、スマートフォン、タブレット端末といった友だちと連絡が取れるツールを持っているかを尋ねたところ、「持っている」という回答が約7割を占めた。小学生の所持率は約6割に達し、中学生になるとさらに増加している。
友だちとの連絡方法として、もっともよく使うツールを尋ねた質問では、「LINE」が半数を占めて最多となり、「その他」として「Googleクラスルーム」「ゲームのチャット機能」「親同士のスマホのLINE」といった回答もみられた。ツールを使っていない人は「直接会って話す」「手紙」といった方法でやり取りしていると答えている。
LINEなどのSNSで、友だち同士のグループチャットに入ってるかを尋ねたところ、「入っている」という回答は小学生では35%だったのに対して、中学生では62%を占めた。
SNSで友だち同士のグループチャットに「入っている」と答えた人に、SNSやグループチャットの使い方で、家族や教員と決めたルールがあるかを尋ねた質問では、「ある」という回答が35%に達している。具体的なルールとしては、「スマホを使える時間(21時まで、1日1時間までなど)」「連絡や勉強に関係のないアプリを入れない」「悪口を言わない」「知らない人とはつながらない」といった回答が寄せられた。
同じく、SNSで友だち同士のグループチャットに「入っている」と答えた人に、グループチャットにおいて発生した問題について尋ねたところ(複数回答)、「問題が起きたことはない」(45%)が最多となったものの、残り55%が何らかの問題が起きており、「会話について(悪口など)」「通知で時間がとられる」などの回答が多かった。「その他」としては「スマホを持っていないと仲間外れみたいになってしまった」「勝手に写真を流されてしまった」「使用時間外なのに通知が来てうるさい」などの回答が寄せられている。グループチャットを使っていてよかったことや、ステキな思い出としては、「学校じゃなくても話せる」「みんなで遊ぶ予定を立てるのに便利」「いろんな人の意見を聞ける」といった回答が寄せられた。
SNSで友だち同士のグループチャットに「入っていない」と答えた人に、友だちと連絡を取る方法を尋ねた質問(複数回答)では、「学校で会った時に話す」(77%)がもっとも多かった。「キッズケータイでメールをしている」「LINEのグループではなくひとりずつ連絡を取っている」「ゲームのチャット機能を使う」といった回答も寄せられている。
グループチャット内で、「いやだな」と思うような出来事があったかを尋ねたところ(見ただけも含む)、「ある」という回答は28%で、小学生では23%、中学生は36%だった。具体的な内容としては、「悪口や噂話を言う人がいる」「気づかない間に通知が来ていて未読がたくさんたまっていたこと」「グループ内で喧嘩が始まってしまった」「スタ連(スタンプを連打)する人がいる」「既読無視された」といった回答が寄せられている。
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