カタリバは、同法人の取り組む外国ルーツの高校生支援事業「Rootsプロジェクト」が、群馬県との連携協定を締結したことを、3月30日に発表している。
「Rootsプロジェクト」では、外国ルーツを持ち日本語指導の必要な高校生が、一般的な高校生と比較して中退率や非正規雇用での就職率が高いことを受けて、学校の授業時間や放課後の時間を通した学びのサポートに取り組んできた。
同プロジェクトは、2022年度から課外インターンシップを軸とした新プロジェクト「Rootsインターン」を開始しており、インターンシップ活動を通して未来の自身の姿を想像したり、新しい視点から地域社会を再発見したりすることで、高校生自身が学びへの意欲を手にすることを目指している。
今回、群馬県と締結した連携協定では、多文化共創担い手育成事業「Rootsインターン」を実施していくことが決定した。具体的な取り組み内容としては、以下を予定している。
- 群馬県内の高校、支援機関などの協力のもと、群馬県在住在学の外国ルーツの高校生対象のインターンシップの企画・運営
- インターンシップへの参加希望者募集に関する周知・広報
- 参加生徒への事前・事後研修プログラムの提供
- 協力企業への事前研修の提供・受入プログラムの協働開発
- 効果測定や効果的な支援方法などの研究開発を目的としたアンケート・データ分析
- 対象生徒の支援に関わる関係機関との情報共有・連携・協力
同事業における今後のスケジュールは以下のとおり。
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