ニフティは、同社の運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」が、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」来訪者を対象に実施した、「なりたい職業」に関するアンケート調査の結果を3月3日に発表した。同調査は、2022年12月13日~2023年1月17日の期間に行われ、2646名から有効回答を得ている。
調査対象者に、なりたい職業があるかを尋ねたところ、小学生の89%、中学生の79%が「ある」と回答した。
なりたい職業が「ある」と答えた人に、1番なりたい職業を尋ねた質問では、「マンガ家・アニメーター・イラストレーター」がもっとも多く、以下「歌い手」「学校・幼稚園の先生」「医者」「保育士」が続いている。2位にランクインした「歌い手」は、2021年のアンケートでは16位、2022年は6位と年々順位を上げている。なお、中学生では「学校・幼稚園の先生」が1位となった。そのほか、「管理栄養士」「車掌さん」「市役所職員」など、幅広い職業が挙がっている。
なりたい職業が「ない」と答えた人に、その理由を尋ねたところ、「自分に向いている職業がわからない」が最多となった。
なりたい職業が「ある」と答えた人に、その職業につきたい理由やきっかけを尋ねた質問では、「好きなことだから」が半数超を占めてもっとも多い。そのほかには、「恵まれない子どもたちを救ってあげたい」「歌ったり踊ったりして、みんなを笑顔にしたいから」「ユーチューバーになれば会いたい人に会えると思った」といった回答が寄せられている。
同じく、なりたい職業が「ある」と答えた人に、その職業につくために今から準備していることを尋ねたところ、「その職業について調べる」が小学生・中学生の両方で最多となった。
2022年の「なりたい職業」と、現在の「なりたい職業」に変化があったかを尋ねた質問では、「変わった」という回答は44%となっている。
なりたい職業が前年から「変わった」と答えた人に、そのきっかけを尋ねたところ、「他にやりたいことが見つかったから」(60%)がもっとも多く、そのほか「稼げないから」「周りから見ている方がいいと気づいたから」「絵師になりたかった通り、現在絵師として活躍できているから」といった回答が寄せられた。
家族に、何か職業をすすめられたことがあるかを尋ねた質問では、「ある」という回答が44%に達している。
家族からすすめられたことがある職業としては、「医者」「看護師」「薬剤師」といった医療関係の職業が多い。また、「学校の先生」「保育士」といった教育関係の職業も人気があった。
家族のついている職業を知っているかを尋ねたところ、「知っている」という回答が94%を占めている。
家族のついている職業を「知っている」と答えた人に、自身もその職業につきたいかを尋ねた質問では、「思う」(10%)と「少し思う」(25%)を合わせた割合が35%に達した。
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