内田洋行は、東京大学の駒場アカデミック・ライティング・センター内の空間設計とICT機器の導入を行うとともに、東京大学とその教室を対象としたネーミングプランに関する協定を締結したことを、2月9日に発表している。
東京大学大学院総合文化研究科にある駒場アカデミック・ライティング・センターは、教養教育(リベラルアーツ教育)の実践の場として論文執筆のアカデミック・ライティングを重点化する人材育成を推進。教育研究環境の充実も重視し、新たに駒場アカデミック・ライティング・センターの空間ICT環境整備を計画した。
内田洋行は、さまざまな体験を通じて啓発し合う未来の学習空間「Future Class Room Laboratory」を設計開発するなど、学生から社会人までの人材育成を行うための教育環境づくりやアクティブ・ラーニング、協働学習の構築で実績がある。今回の駒場アカデミック・ライティング・センターの整備計画では、教室構築に参画するとともに、東京大学とネーミングプランの協定を締結し、「内田洋行 Future Class Room Laboratory」として教室をオープンする。
「内田洋行 Future Class Room Laboratory」は、駒場キャンパスのメインストリートである象徴的な銀杏並木に面した10号館の1階に位置しており、東京大学総合文化研究科・教養学部の学生が活用する教室でも中心的なものとなる。教室内は可動式ファニチャーで、目的に応じてグループワークを行い、躍動感のある議論を醸成する。室内に設置された可動式・固定式モニターや壁一面のスクリーンに、教員や学生がパソコン、スマートフォン、タブレット端末からデジタルコンテンツを画面投影するなど、授業や論文指導での新たなコミュニケーションの創出や教育・研究活動の促進の後押しを行う。同教室では、学生面談や論文執筆の個別指導の教室として活用されるほか、今後は全学生を対象としたワークショップや研究発表会の開催も予定している。また、内田洋行と東京大学とで締結されたネーミングプランに関する協定において、東京大学 21KOMCEE(理想の教育棟)でのICT空間制御システム(codemari)の導入も予定する。
ネーミングプランの契約期間は2023年2月~2026年1月。
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