プラスワン・ジャパンは、同社がサービス展開するVRおよびAI技術を活用した英会話トレーニングソフト「Smart Tutor(スマート・チューター)」を、立命館大学の海外留学前の学生に対して提供することを、1月13日に発表した。
立命館大学のスポーツ健康科学部・生命科学部・総合心理学部・薬学部では、「プロジェクト発信型英語プログラム(Project-based English Program: PEP)」を実施しており、その一環で学生38名が2023年春にアメリカ・カルフォルニア大学デービス校へ1カ月間の短期留学を行う。
留学前の学生の英語力向上を目的として、2022年12月15日から2か月間、同学へ試験的に「Smart Tutor」が導入されている。
学生は「Smart Tutor」を使用して、VRの仮想人物を相手に英会話トレーニングを行う。海外に行った際、語学力不足などの理由によって積極的なコミュニケーションを控えてしまう不安をあらかじめ取り除き、スピーキング力を十分伸ばした段階で留学に臨むという、留学準備の新しい形態が期待される。
同学では、「Smart Tutor」導入前後に英語力のテストを行い、効果検証を行うとともに、VRが実際の留学に与えた効果の有無について、学生へのヒアリングを予定している。
「Smart Tutor」は、VR空間においてAIを搭載したヒューマン・ホログラム「Holosapiens(ホロサピエンス)」を相手に英会話トレーニングを行うことが可能な英会話トレーニングソフト。一定時間の練習後、AIがユーザーのパフォーマンスを発音・スピーチペース・アイコンタクトといった評価指標でリアルタイムに分析し、客観的にスコア化する。ユーザーは、Holosapiensを相手に失敗を気にすることなく何度も英会話練習ができるほか、AI評価を参照して弱点克服を意識した練習が可能なので、効果的に英会話能力を高められる。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア