菅公学生服は、同社が毎月最終火曜日に結果を発信している調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.203において、「保護者が考える“学校制服の必要性”」に関する調査データを発表した。同調査は、2022年7月に行われ、全国の中学・高校生の子どもを持つ保護者3600名から回答を得ている。
調査対象者に、学校制服が必要かを尋ねたところ、「あったほうがよい」(47.3%)と「どちらかと言えば、あったほうがよい」(39.9%)を合わせた割合が87.2%に達した。
学校制服の必要性に対する回答を地域別でみると、東北では「あったほうがよい」と「どちらかと言えば、あったほうがよい」を合わせた割合が90.1%、中国・四国では90.0%、九州・沖縄では90.1%を占めている。
学校制服のよい点は、どのようなことだと思うかを尋ねた質問(複数回答)では、「毎日の服装に悩まなくていい」(70.2%)がもっとも多く、「学生らしく見える」(51.7%)がそれに続いた。以下、「経済的である(私服をたくさん買わなくていい)」(35.7%)、「服装による個人差がでなくていい(平等である)」(33.4%)、「公私のけじめがつく」(24.2%)、「冠婚葬祭にも着られる」(23.9%)、「どこの学校かひと目でわかる」(22.1%)、「きちんとした気分になる」(19.5%)が続いている。
学校制服に必要だと思うことを尋ねた質問(複数回答)では、「洗濯・お手入れのしやすさ」(69.0%)、「家庭で洗濯できる」(61.9%)が上位を占めており、「丈夫さ・耐久性」(49.5%)、「動きやすさ」(46.8%)、「シワにならない」(41.2%)、「着心地・肌触りのよさ」(38.3%)、「形態安定(シャツ・ブラウスなどアイロン不要)」(37.3%)、「汚れにくい・汚れが目立たない」(32.8%)、「着用時の軽さ」(31.0%)がそれに続いた。一方で、少数ながら「性別に関わらず着たい制服が選べる」(8.7%)、「男女が同じスタイル(ジェンダーレス制服)である」(3.3%)といった、性の多様性への配慮を求める意見や、「地球環境に配慮している」(5.8%)、「SDGsに貢献している」(4.1%)といったサスティナブル視点の意見も寄せられている。
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