プレマシードは、全国の高校を卒業している20歳以上の男女を対象に実施した、「高校生活に関する調査」の結果を12月21日に発表した。同調査は、11月24日~25日の期間に行われ、300名から有効回答を得ている。
調査対象者に、高校生活を振り返ってどの程度満足しているかを尋ねたところ、「満足している」(30.0%)と「やや満足している」(42.3%)を合わせた割合が72.3%に達した。
自身、または自身の身近な人に、不登校、いじめ、生徒間の人間関係のトラブル、生徒以外との人間関係のトラブルの経験があるかを尋ねた質問では、自身が経験した「生徒間の人間関係のトラブル」が28.0%を占めたほか、身近な人では不登校やいじめを5人に1人が経験していることが明らかになっている。
高校はどのような場所だと思うかを尋ねたところ(複数回答)、「勉強をする」「将来の進路を考える」「青春を楽しむ」「社会性を身につける」といった回答が上位を占めた。
通信制高校にはどのような人が通っていると思うかを尋ねた質問(複数回答)では、「仕事をしている人」が最多となり、「不登校経験がある人」「ひきこもりの人」といった回答も多く寄せられている。
中学生や高校生のとき、通信制高校についてもっと詳しく知りたかったと思うかを尋ねたところ、「そう思う」「ややそう思う」という回答は20.5%に留まった。
自身の子どもが通信制高校に通ってみたいと言ったら応援したいと思うかを尋ねた質問では、「応援したいと思う」(32.3%)と「やや応援したいと思う」(37.7%)を合わせた割合が約7割を占めている。
自身の子どもが通信制高校に通ってみたいと言った場合に、「応援したいと思う」理由としては「本人が決めたことなので尊重したいから」「別に高校は全日制に限られるものではないので、やりたいことがあれば通信制でもかまわない」「将来の目標に向けて頑張る時間が取れそう」といった意見が寄せられた。「応援したいと思わない」理由としては「将来のことに不安があるから」「普通に全日制に通ってほしいから」「なんとなくネガティブなイメージが強いから」といった意見が寄せられている。
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