ムーミン物語は、英語学習キット「MOOMINGLISH: Into Moominvalley Park(ムーミングリッシュ:イントゥ ムーミンバレーパーク)」を聖心女子大学との産学連携で開発したことを、10月20日に発表した。同キットは、ムーミンバレーパークにおいて、学校・教育団体向けに2022年11月より販売される。
同教材は、ムーミンにまつわる英語や文法表現を、自然豊かなムーミンバレーパークを散策しながら学ぶことができるアクティブラーニング型キット。
パーク内を回遊しながら、体験者の英語レベルにあわせてムーミンの物語を知ることができる学習ツールで、両面のうち「ムーミンパパ編(小学校高学年~中学校基礎レベル)」、「スナフキン編(中学校~高校基礎レベル)」で構成されており、体験者は自身の英語レベルにあわせてどちらかの面を選択し、スタートする。
同キット内にある「ペアワーク・クイズ」は、ほかの体験者と協力して答えを導き出すインタラクティブな問題となっており、仲間との協力を通して協調性やコミュニケーションを学ぶことができる。また、英語学習とあわせてムーミンの物語が持つテーマ性を学ぶことで、道徳性を養うことが可能となる。さらに、付属のオリジナルボールペンで思い出を記念に残すこともできる。
同キットの販売開始時期は11月上旬で、価格は500円。所要時間は約60~90分を想定している。
聖心女子大学教授 安達まみ氏監修のもと、同大学 現代教養学部英語文化コミュニケーション学科・大学院英語英文学専攻修士課程の授業「翻訳を通した企業協力」「翻訳理論と実践I-1」カリキュラム内で、ムーミン物語との産学連携プロジェクトとして同キットは開発された。
英語のプロフェッショナルと大学生の若い柔軟な発想力、色鮮やかなムーミンのデザインとのコラボレーションを通して、英語と北欧文学作品(ムーミンの物語)の両方を楽しく学ぶことができる。
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