旺文社は、同社が提供する大学入試過去問のWebサービス「入試正解デジタル」において、Wordファイル形式で過去問のダウンロードができる新機能と、利用可能人数が校内であれば無制限になる新プラン「全科目セットプラン」を10月3日に追加したことを発表した。また、あわせて無料体験版の提供も開始した。
「入試正解デジタル」は、旺文社が刊行する書籍「全国大学入試問題正解」に掲載された過去の大学入試問題をスムーズに検索・閲覧できる高等学校向けの定額制Webサービスで、2021年11月15日にサービス開始した。
今回、「入試正解デジタル」では以下のアップデートが行われた。
1.Wordファイル形式で問題・解答・解説のテキストデータがダウンロード可能に
「入試正解デジタル」を採用中の高等学校からの要望に応え、授業や過去問演習により活用しやすいWordファイル形式で問題・解答・解説のテキストデータがダウンロード可能になった。
Wordファイル形式は順次搭載予定で、10月3日には英語・国語・日本史・物理・化学(2019~2021年度 大学入試過去問)が、11月中には数学・生物・世界史(2019~2021年度 大学入試過去問)がそれぞれ搭載される。
2.学校内の全教員が科目に関係なく利用できる新プラン「全科目セットプラン」を追加
学校内の教員がよりスムーズに利用したいという要望に応え、従来の「科目プラン」(科目ごとのプラン。利用可能人数は10人まで)に加え、科目に関係なく利用可能人数が校内であれば無制限になる新プラン「全科目セットプラン」の販売を開始した。
3.無料体験版の提供開始
「申し込み前に実際に使ってみたい」といった要望に応え、無料体験版が用意された。基本検索をはじめ、主な機能を10日間試せる(閲覧できる内容には制限あり)。
「入試正解デジタル」のサービス詳細は以下の通り。
主なコンテンツ
- 「基本検索」「お気に入り問題管理」「おすすめ問題セット」
推奨動作環境
- PCのみ対応。WebブラウザはGoogle Chrome最新版、Microsoft Edge最新版
大学入試過去問 (問題・解答・解説)掲載年度(著作権等の関係により一部閲覧できない問題あり)
- 数学・物理・化学:2015~2021年度
- 生物:2018~2021年度
- 英語・国語・日本史・世界史:2019~2021年度
商品プラン
- 「全科目セットプラン」:1年間使い放題の定額制で、利用可能人数は校内無制限。価格は33万円/年
- 「科目プラン」:1年間使い放題の定額制で、利用可能人数は1科目あたり10人まで。価格は1科目あたり8万8000円/年
「入試正解デジタル」の特徴は以下の通り。
「全国大学入試問題正解」に収録されている解答・解説つき
「入試正解デジタル」は、「全国大学入試問題正解」に収録されている、ベテラン教員による正確でわかりやすい親切な解答・解説を掲載している。
豊富な検索項目で探せる「基本検索」
わかりやすく細かい「分野」の検索や、難易度、年度、大学種別、エリア、大学名、学部系統などさまざまな検索軸で過去問を探すことが可能で、気になる問題は「お気に入り」として登録して後でまとめて確認できる。
すぐに使えるプリント問題集を搭載した「おすすめ問題セット」
検索で探す機能だけではなく、同社編集部や特別講師が選出した、授業や講義でそのまま使える問題プリントを1000問以上収録している。「入試の傾向がわかる良問」、「10分で解ける入試問題」、「グラフを使って解く入試問題」などのテーマに分かれており、利用シーンに合わせて生徒に課題を出すことができる。
なお、2022年度の入試は2023年の初め頃に追加予定(追加料金なし)。将来的には「入試正解デジタル」に生徒の学習サポート機能も追加し、サービスの拡大を検討している。
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