連載の第2回では、「高校の進路指導教員の課題と考察」について述べてきました。課題は二つあり、一つ目は、進学であれ就職であれ留学であれ、自己理解・社会理解・仕事理解は必要であるにも関わらず、この就活の前段階に必要なキャリア教育に費やす時間や労力、教育を行うイメージがないということ、そして二つ目には、多くの教員の方々が民間企業を経験することなく教員になる中、ご自身で経験されたことのない就職活動の指導を行うことになる、ということです。つまり、1.進路決定前のキャリア教育の機会の提供、2.民間企業を未経験である教員の方々の経験そのものを補完するリソース・場の確保が大きな課題である中、第3回では、前回で述べたキャリア教育の重要性と具体的な解決案についてお話ししていこうと思います。
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新田 圭(株式会社ジンジブ)(ニッタ ケイ)
大学卒業後は100円均一の店長、管理部門の財務を経験。その後エレコム株式会社を経て株式会社ハウスドゥで財務に携わった後に、株式会社やる気スイッチグループの取締役に就任。 ジンジブの代表取締役の佐々木満秀と出会ったことを機に、2017年株式会社人と未来グループ(現:株式会社ジンジブ)に入社。...
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