学研ホールディングスのグループ会社であるメディカル・ケア・サービスは、「認知症を取り巻く、あらゆる社会環境を変革する」ことを企業ミッションとし、学校を対象とした「認知症教育」を開始することを、8月30日に発表した。第一弾として、9月より埼玉県さいたま市の小・中・高等学校向けに募集を開始し、希望のある学校に対して順次実施していく。
2025年、高齢者の5人に1人が認知症になると言われており、自分の大事な人が認知症になる可能性も十分にある。しかし、まだ認知症に対する偏見や誤解があり、認知症を特別なものとして、孤立や孤独を招いているのが実態と言える。同社は、この先の未来を担う子どもたちとともに認知症について考え、1人でも多くの人に認知症を正しく知ってもらうことで誰もが暮らしやすい社会を創っていくことを目指す。
「認知症教育」の実施概要は以下の通り。
- 講師:メディカル・ケア・サービス株式会社 認知症戦略部部長/コーポレートコミュニケーション室室長 杉本浩司氏
- 対象:小・中・高校(生徒・保護者・教員問わず)
- 開催費:無料(講師料・移動交通費などは同社が負担)
- 授業例:創業より認知症ケアを専門としてきた同社が伝える正しい認知症のことなど、授業内容の詳細は要望に応じて個別の打ち合わせで決定。教員向けや保護者向けにも実施可能で、授業形式も対面・オンライン問わず、柔軟に対応する。
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