コクヨは、勉強アプリ「Carry Campus」ユーザーと「Campus勉強カフェ」への参加者を対象に実施した、「中高生の学習方法と探究に関する調査」の結果を8月31日に発表した。同調査は、7月28日～8月8日の期間に行われ、中学生171名、高校生216名の計387名から回答を得ている。
調査対象者に、勉強方法の情報収集経路を尋ねたところ、「YouTube」（57.4％）がもっとも多く、「学校の先生」（56.1％）、「Instagram」（46.0％）がそれに続いており、上位3項目中2項目にSNSプラットフォームがランクインした。
学校や塾の授業以外で、勉強をする際に利用しているデジタル学習サービス・ツールの使用頻度を尋ねた質問では、半数超がデジタル学習サービス・ツールを日常的な学習に取り入れていることが明らかになっている。中でも、「ほぼ毎日」という回答が3割超で最多となった。また、デジタル学習サービス・ツールを勉強に取り入れている中高生の7割超が、デジタル学習サービス・ツールを「使いこなせている」（「十分に使いこなせている」と「やや使いこなせている」の合計）と答えており、「まったく使いこなせていない」は1％以下に留まっている。
デジタル学習のメリットとしては（複数回答）、「自分の好きな場所で勉強ができる」（64.0％）、「移動が不要」（55.2％）、「自分にあった内容（苦手な問題だけ出題されるなど）の勉強ができる」（50.6％）、「時間の活用ができる」（46.6％）が上位を占めており、中高生はデジタル学習のメリットを理解した上で、前向きに自身の学習へ取り入れていることがうかがえる。
2022年度から必修化された「総合的な探究の時間」を、必要な学習だと考えているかを尋ねたところ、「必要だと思う」（「とてもそう思う」と「ややそう思う」の合計）とする回答が、約7割を占めた。一方で、「必要だと思わない」（「あまりそう思わない」と「まったくそう思わない」の合計）が約2割、「わからない」も14.5％に達している。個人的な取り組みとして「総合的な探究の時間」を行っているか尋ねた質問では、「行っている」という回答が2割超に達した。
自身の探究力について尋ねたところ、「現在の勉強法に満足している」（「とても満足している」と「やや満足している」の合計）と回答した人の約7割が、「探究力があると思う」（「とてもあると思う」と「ややあると思う」の合計）と答えている。
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