さつきは、オンラインコミュニケーションツールの開発・提供を行うmeet inと、商品供給における提携を開始したことを、7月1日に発表した。
文部科学省が取り組んでいるGIGAスクール構想によって、タブレット端末の普及・運用が進み教育現場のデジタル化が加速する中で、学校間・外部とオンライン上でコミュニケーションをとる機会は増えつつある。そして、接続先の様子を大画面に提示・操作ができる大型提示装置と、デバイスに依存せず使用ができるオンラインコミュニケーションツールの整備が求められている。
今回、簡単に外部接続が可能な「meet in」と電子黒板「MIRAI TOUCH」を高い次元で組み合わせることで、子どもたちが主体的に外部と意見交換をする機会を増やし、教室と社会をつなぐ媒介として価値を高めるべく提携に至った。
想定している連携後の活用方法は以下の通り。
- 学校間、外部講師と電子黒板上でオンライン接続した遠隔授業の実施(タブレットのOS・利用会議ツールの異なる環境でも有効)
- 子どもたちの様子を大画面で確認しながら授業を実施
- 「meet in」のホワイトボード機能への書き込みを、マウスではなくタッチ操作で実施(板書データのダウンロードも可能)
- 高出力スピーカーの搭載により、特別教室や体育館での授業実施
「MIRAI TOUCH」は使う人(健常者、障がい者、老若男女、ITが苦手な人)を限定せず、誰にとっても使いやすいと感じてもらえるような「インクルーシブ電子黒板」をコンセプトに据えた製品。「書く」「消す」「映す」を簡単に操作可能なため、ICT機器に苦手意識を持った先生でも直感的に利用できる。
「meet in」は面倒なソフトウェアのインストールや、ログインなどをすることなく任意の文字列で接続URLを発行することができ、簡単に外部接続が行えるオンラインコミュニケーションツール。Webブラウザで接続が可能なため、GIGAスクール構想で配布されたタブレット端末でも利用できる。また、meet inは自然災害や感染症といった脅威におびやかされることなく、教育環境を維持できる仕組みづくりの支援として、2025年3月31日までオンラインコミュニケーションツール「meet in」を、教育機関・障がい者施設へ無償提供を行っている。
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