アイロボットジャパンは、プログラミングを基本から学べる 小・中学生を対象とした日米共同開発のカリキュラム「ルンバ エンジニアリングコース」を、6月8日よりアイロボット公式ページ内「iRobot Education」サイトにて無料公開を開始した。
同社は2021年にプログラミングロボット「Root」を発売。ロボット掃除機「ルンバ」と同様の動きをプログラミングできるほか、ペンで描いたり、光らせたり、音を奏でたりすることができる。現在、全国38都道府県の小学校に導入されており、現場の教員からは、ルンバをモチーフとした見た目の親しみやすさや、接続や管理が簡単という扱いやすさ、利用者の経験に合わせてレベルが変更できるという点が好評だという。
アイロボットにはRootを通して子どもたちにロボットやモノづくりに興味を持ってもらい、将来ルンバの開発を担うエンジニアとして活躍してもらいたいという願いがある。ルンバ エンジニアリングコースはそうした同社のエンジニア育成を形にした学習カリキュラム。日本法人の呼びかけによりアメリカの本社と共同開発を行い、Rootがルンバに似ている特徴を生かし、ルンバの動きをRootでプログラミングすることにより、基本から楽しくプログラミングを学ぶことができる。
具体的なカリキュラムとしては、ルンバが壁にぶつかったときに跳ね返る仕組みをプログラミングで再現するなど、45個のアクティビティで構成され、最終章では実際に自分で掃除をする部屋の地図をつくり、ルンバのように部屋を掃除するプログラミングにチャレンジできる。また、学びをより深めるために、カリキュラムだけではなく、アイロボット社員によるレッスンムービーも併せて提供される。
さらに、教育機関を対象にRoot6台と、PythonやROS2で高度なプログラミングが可能なルンバ型プログラミングロボット「Create 3」(国内未発売)をセットで貸し出す。
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