栄光が運営する進学塾「栄光ゼミナール」が、この春中学受験をした受験生とその保護者を対象に「受験生アンケート」を実施した。同調査は、1月11日~3月29日の期間に行われ、受験生502人、保護者512人から回答を得ている。
受験生の保護者に、最初に中学受験をしようと考えた人を尋ねた質問では、「母」が最多の46.7%、次いで「子ども本人」が33.4%、「父」が17.0%だった。最初に母が中学受験をしようと考えた家庭が多いものの、子ども本人が中学受験を検討した家庭が約3分の1を占める結果となった。
受験生・保護者に、志望校・受験校を選ぶ上で学習面について重視したポイントを尋ねた質問では、受験生・保護者ともに「教育方針・校風」がもっとも多く、受験生では69.7%、保護者では68.4%となった。受験生は「校舎や設備が整っている」ことをより重視する一方で、保護者は「中高一貫指導」「大学進学実績」「カリキュラムや指導内容」などをより重視することがわかった。
受験生・保護者それぞれに、志望校・受験校を選ぶ上で学校の雰囲気や取り組みについて重視したポイントを尋ねた質問では、受験生・保護者ともに「通学が便利」が最多で、受験生では44.8%、保護者では63.7%だった。受験生・保護者とも「在校生の雰囲気」がそれに続く結果となった。保護者の回答と比較して、受験生は「文化祭などの学校行事が盛ん」「クラブ活動が充実している」など、学校活動をより重視する傾向がみられた。
受験生・保護者に、「受験」とはどのようなものだったかを尋ねたところ、受験生の回答でもっとも多かったのは「学力の向上に役立った」(65.7%)だった。保護者の回答では、「精神的成長に役立った」(80.9%)が最多となった。
受験生に、受験を乗り越える上で精神的な支えとなった人を尋ねた質問では、「母」(72.3%)が最も高く、「塾の先生」(68.7%)がそれに続いた。また、「塾の友達」も受験生の約半数が支えになったと回答しており、受験生にとっては“志望校合格”という目標を持つ塾の友人も重要な存在であることがわかった。
受験生の保護者に、習い事やクラブを続けた時期を尋ねた質問では、3分の1以上の家庭が「辞めずに続けた」と回答。また、習い事やクラブを辞めた家庭のうち、「小学5年生まで続けた」という回答が最も多かった。
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