auじぶん銀行は、関東・関西に在住する、小中学生の子どもを持つ30~50代の男女500名を対象に実施した、「子どもの教育・受験とお金」に関する調査の結果を3月14日に発表した。同調査は、1月27日~31日の期間に行われている。
調査対象者に、子どもに受験させた経験があるか(受験予定か)を尋ねたところ、「小学校受験だけさせたことがある」(2.2%)、「中学校受験だけさせたことがある・または受験させる予定(受験勉強中)」(19.6%)、「小学校・中学校の両方受験させたことがある・または受験させる予定(受験勉強中)」(5.4%)を合わせた3割近くが受験をさせた経験がある・受験予定と回答した。「受験をさせたことはないが検討したことがある」(14.4%)を合わせると、4割超が小中学校受験を意識していることがわかる。
受験をさせた理由を尋ねた質問(複数回答)では、「高校受験をしなくてもよいから(中高一貫)」(43.3%)がもっとも多く、「よりよい教育が受けられると思うから」(40.9%)がそれに続いた。
関東在住者と関西在住者の回答を比較すると、「小学校受験だけ」「中学校受験だけ」「小中学校両方」を合わせた受験経験者・予定者は、関東で31.6%、関西で22.8%となっており、関東の方が受験に積極的な人が多いことがうかがえる。
子どもに小学校、または中学校受験をさせた経験のある保護者に、受験をさせてよかったかを尋ねたところ、「とてもよかったと感じる」(45.6%)、「まあよかったと感じる」(47.4%)を合わせた割合が9割超を占めた。よかったと感じる理由としては、「子どもが自ら学ぶ姿勢を身に着けた」「子どもが努力する大切さを覚えた」「子どもが受験を乗り越え合格したことで自信をつけた」といった意見が寄せられている。
今後、子どもの受験を考えている保護者へのアドバイスとして、受験に臨むうえでやっておいた方がいいことを尋ねた質問では、「子どもの勉強の習慣作り」(25.7%)がもっとも多く、「塾選び」(14.7%)、「教育費の確保」(11.0%)がそれに続いた。
子どもの教育に関して思うこととしては(複数回答)、「教育にかかる費用が高いと感じる」(67.2%)、「勉強や成績面が心配」(45.8%)、「子どものやる気を出すのが難しい」(40.6%)が上位を占めている。
子どもの最終学歴の希望について尋ねたところ、「4年制大学」が71.2%に達しており、子どもを大学まで行かせる場合に、教育費の総額がどれくらいになるか把握しているかを尋ねた質問では、「あまり把握していない」が29.0%、「まったく把握していない」が9.0%だった。
教育費の確保に向けて行っていることがあるかを尋ねた質問(複数回答)では、85.6%の保護者が教育費を確保するために、何かしらの取り組みを行っており、具体的には「普通預金」(59.0%)、「学資保険」(42.2%)、「定期預金」(30.4%)が上位を占めている。
教育費確保に向けて今後やりたいと思っていること・関心があることとしては(複数回答)、「副業」(27.7%)がもっとも多く、以下「定期預金」(25.0%)、「つみたてNISA」(18.5%)、「株式」(17.7%)が続いた。
現在、子どもに習わせている習い事を尋ねたところ(複数回答)、「学習塾」(40.6%)、「水泳」(19.2%)、「英会話」(13.0%)が上位となっている。
今後習わせたい習い事としては(複数回答)、「英会話」(20.6%)、「プログラミング」(17.6%)、「学習塾」(16.8%)が上位を占めた。「英会話」を習わせたい理由としては「将来役に立ちそう」「英語ができた方が、自信がつく」「これからの社会で必要そう」、「プログラミング」を習わせたい理由としては「将来必要になるから」「論理的思考を身につけてほしい」「親が教えられないから」といった意見が寄せられている。
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