LINEは、同社が運営するスマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、全国の高校生を対象に実施した、貯金をしている人の割合や、投資に興味がある人の割合などに関する調査結果を1月20日に発表した。同調査は12月8日~9日の期間に行われ、1045名から有効回答を得ている。
調査対象者に、貯金をしているか、また貯金している場合はその金額について尋ねたところ、「貯金はしているが、金額がわからない」という回答も含め、貯金をしている人は75%だった。貯金額としては、「1万円以上~3万円未満」(11%)がもっとも多く、「1万円未満」「10万円以上~20万円未満」(どちらも9%)、「5万円以上~10万円未満」(8%)がそれに続いている。また、「50万円以上」(7%)、「貯金はしているが、金額がわからない」(16%)といった回答もみられた。
実際の取引に限らず、株式・投資信託・FX・仮想通貨などの投資全般について、興味があるかどうかを尋ねた質問では、「興味がある」と「どちらかといえば興味がある」を合わせた割合が50%に達している。男女別では、「興味がある」(「興味がある」と「どちらかといえば興味がある」の合計)という回答は女子では42%、男子では58%と、男子の方が多かった。「興味がない」(「どちらかといえば興味はない」と「興味はない」の合計)という回答は、女子では53%、男子では36%となっている。学年別では、1~2年生よりも3年生の方が「興味がある」という回答がやや多くなる傾向にある。
株式・投資信託・FX・仮想通貨など、投資に興味があると答えた人に、その理由を尋ねたところ、「将来、役に立ちそうだから」が最多で、「収入源を増やしたいから」「資産を増やしたいから」「もうけたいから」「金融の知識がつきそうだから」「株主優待などお得なことがありそうだから」「おもしろそうだから」がそれに続いた。男子では「資産を増やしたいから」「もうけたいから」が上位を占め、「資産を増やしたいから」「もうけたいから」「おもしろそうだから」といった回答が女子よりも多い。女子では「将来、役に立ちそうだから」「収入源を増やしたいから」が上位となり、「将来、役に立ちそうだから」「収入源を増やしたいから」「金融の知識がつきそうだから」「株主優待などお得なことがありそうだから」が男子よりも多かった。
投資・資産運用に関する金融商品やサービスのうち、見聞きしたことがある程度のものを含め、知っているものを尋ねた質問では、「株(国内株式/海外株式)」がもっとも多く、「暗号資産(FT、仮想通貨)」がそれに続いている。男女別では、「投資信託」は男子の方が女子よりも多く、「「暗号資産(FT、仮想通貨)」や「NFT(非代替性トークン)」も、わずかに男子の方が多かった。学年別では、「NISA/つみたてNISA」「個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)」「外貨預金」が1~2年生よりも3年生の方が多い傾向にある。
2022年4月から高校の授業に導入される「資産形成」の授業を受けてみたいかを尋ねたところ、「受けてみたい」と「どちらかといえば受けてみたい」の合計は66%に達しており、「受けてみたい」(36%)が最多となった。「受けてみたい」という回答は、女子で33%、男子で38%となっており、「受けたくない」と「どちらかといえば受けたくない」を合わせた割合は全体で22%となっている。
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