学情は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「就職活動で成長性を重視するか」に関するアンケート調査の結果を1月5日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2023」来訪者に対して、12月6日~10日の期間に行われ、462名から有効回答を得ている。
調査対象者に、就職活動において「企業の成長性」を重視するかを尋ねたところ、「重視する」という回答が34.0%を占めた。「どちらかと言えば重視する」(52.4%)を合わせた割合は8割超に達しており、学生からは「成長性の高い企業のほうが、世の中の状況やニーズに合わせて変化することができ、自身も成長しながら仕事ができると思う」「成長性の高い企業のほうが、新しい業務に挑戦する機会も多いと思う」「DXやカーボンニュートラルなど、大きな変化が求められていると思う。新しい挑戦をして、成長を続ける企業で働きたい」「成長している企業のほうが、社内も活気があると思う」といった意見が寄せられている。
成長性が高そうだと思う企業の特徴を尋ねた質問(複数回答)では、「新規事業開発に積極的」(60.0%)がもっとも多く、以下「増収増益を続けている」(57.6%)、「収益の柱が複数ある」(48.3%)が続いた。また、「社会貢献性の高い事業をしている」「SDGsやESGに取り組んでいる」といった回答も3割に達している。
新型コロナ禍後も、成長性が高そうだと思う企業の特徴としては、「コロナ禍で新しい働き方に取り組んでいる」(58.7%)が最多となり、「コロナ禍で増収増益を続けている」(56.1%)、「コロナ禍で新しい事業にチャレンジしている」(54.5%)がそれに続いた。学生からは、「コロナ禍でも増益できる企業は、企業力があると思う」「企業にとっても大打撃となったはずのコロナ禍で新しい取り組みができる企業は、変化に柔軟に対応できると思う」「社会の状況に柔軟に対応できる企業は、今後も成長を続けていくと思う」「コロナ禍で生まれた新たな需要やニーズに対して、新しい事業を展開できる企業は、今後も変化しながら成長を続けていくと思う」「コロナが過ぎ去るのを待つだけでなく、新しい挑戦をする企業のほうが、コロナ後も成長を続けると思う」といった意見が寄せられている。
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