みんなのコードは、栃木県那須町と「テクノロジー教育に関する連携協定」を締結したことを、12月15日に発表した。今回の協定締結によって、みんなのコードが連携する自治体は、石川県加賀市、高知県須崎市と合わせて3つ目となる。
那須町では、将来の地域の発展を担う人材の確保を目指す一環として、2019年度から文部科学省「教育課程特例校」指定のもと、プログラミング・人間関係・防災教育を学ぶ教科「NAiSU(ナイス)タイム」が全町立小中学校で行われるとともに、プログラミング教育にも積極的に取り組んできた。
そういった取り組みの中で、プログラミングに関して、専門的なスキルを持った教員の不足や、学校間での理解度や実践具合のばらつき、自治体と学校間の連携方法といった、さまざまな課題も浮き彫りになってきたことから、今回の連携協定締結に至っている。
連携協定の締結によって、「NAiSUタイム」のカリキュラムの拡充や授業サポート、児童・生徒の指導にあたる小中学校の教職員の指導力と資質の向上に向けた研修会の開催などを予定しており、みんなのコードではこれらの取り組みを通じて、教職員がプログラミング教育の必要性や実践方法を理解した上で、授業をデザインできるよう、2年間をかけて支援していく。
なお、同事業の開始にあたっては、セールスフォース・ドットコムからプロジェクト実施資金の助成を受けている。
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