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株式会社イー・ラーニング研究所発表「「年末年始の習い事アンケート」:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000013831.html
小学生向けスタディプログラム「Kids Creator's Studio」とは
「Kids Creator's Studio」という名のそのプロジェクトは、プログラミング学習に加え、デザインなどのクリエイティビティを学ぶ小学生向けのプログラムだ。テクノロジー(Technology:技術)とクリエイティビティ(Creativity:創造性)の双方を学ぶことで「自ら課題を発見し、解決するためのアイデアを生み出し、実現する力」を育むことを目的としている。
2013年から小学生のためのプログラミングスクール「Tech Kids School」を運営し、子どもを対象に本格的なプログラミング教育を提供してきたサイバーエージェントグループのCA Tech Kidsと、PhotoshopやIllustratorなど優れたクリエイティブツールを提供し、世界中のクリエイターから支持を受けているアドビ システムズの二社が連携し、それぞれのノウハウを活かして、本格的な『クリエイター教育』を実施する。事前の募集、選考を経て選ばれた小学3~5年の5名の小学生は、半年間のべ100時間にわたって、プログラミング言語「Swift(※2)」を用いた学習のほか、サイバーエージェントの現役デザイナーがアドバイザーとなるデザイン講義や各種クリエイティブツールの講習を受ける。最終的に、受講者自身の手でオリジナルアプリケーションを制作し、2018年3月に開催予定の成果発表会で作品のプレゼンテーションを目指す。アドビ システムズは、5名の受講費用を負担するほか、プロ水準のクリエイティブツールを無償で提供しプロジェクトを支援する。
本連載では、半年に及ぶそのプロジェクトの経過をレポートする。初回となる今回は、その目的と背景について、CA Tech Kids代表取締役社長の上野朝大(うえの・ともひろ)氏、アドビ システムズ教育市場営業部担当部長の楠藤倫太郎(なんとう・りんたろう)氏、サイバーエージェントチーフデザイナー青山文吾(あおやま・ぶんご)氏、3名のインタビューから紹介する。
※2
Swift(スウィフト):iPhoneやiPadといったiOS上で動作するアプリケーションを開発するためにAppleが作ったプログラミング言語。