みんなのコードは、国立大学法人宮城教育大学教育学部が同校の学生向けとして10月に開講する「情報機器の活用」において、「コンピュータサイエンス(CS)教育」に関する実践的なカリキュラム策定支援を行ったことを、9月22日に発表した。
同講座は、宮城教育大学教育学部の学生、同大学にて開講する教員免許状更新講習を受講する学生および教員を対象に、学校現場で行われる情報教育についてコンピュータサイエンスの視点を持って児童・生徒に適切な指導を行えるよう、基礎的な理解を深める目的で開講される。
宮城教育大学と同社は、宮城教育大学附属小学校で現在進めているコンピュータサイエンス教育の実績やノウハウのもとにカリキュラムを策定した。
講師としては、長年学校現場にて情報教育を実践してきた同社の学校教育支援部 主任講師である竹谷正明氏(元東京都公立小学校教員)、同じく講師である千石一朗氏(元東京都公立中学校技術・家庭科 技術分野 教員)の2名と、授業設計サポートとして同社の講師である永野直氏(元千葉県教育委員会指導主事、元千葉県立高等学校教員)が指導にあたる。
なお、義務教育段階におけるコンピュータサイエンス教育に焦点をあてて、将来の学校現場での指導に役立つ実践的な情報教育の講座を大学の教員養成課程にて提供する取組みは、全国でもユニークかつ先進的な取り組みであり、同講座の提供にあたっては、日本財団から「教員養成課程でのコンピュータ・サイエンス講座の開設」事業として助成を受けている。
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