日本財団は、全国の17~19歳の男女1000名を対象に実施した、「新型コロナワクチン」をテーマとする40回目の18歳意識調査の結果を、8月26日に発表した。同調査は、7月16日~20日の期間に行われている。
調査対象者に、新型コロナワクチンの接種意向を尋ねたところ、「接種済/接種意向」が56.2%、「未定」が22.5%、「意向なし」が21.3%だった。
新型コロナワクチンの接種を受けない人(「未定」「意向なし」)に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「短期・軽度副作用」(32.2%)を挙げる人がもっとも多く、僅差で「長期・重度副作用」(31.3%)、「情報不足」(30.6%)が続いている。
新型コロナワクチンに関する誤情報を挙げて、それが誤っていると判断できるかを確かめる設問では、誤情報を正しく判断できたのは、新型コロナワクチンの接種意向がない人では約15~32%に留まった。
新型コロナワクチンの接種を、優先的に行うべきと考えるグループを選んでもらったところ、「病院・医療機関で働く人」「基礎疾患を持つ人」「高齢者関連施設で働く人」「公共交通機関で働く人」「障害者関連施設で働く人」が上位を占めている。
ワクチンパスポートによる特典付与に対する賛否を尋ねた質問では、新型コロナワクチンの接種意向がある人の57.1%が賛成しており、接種意向のない人でも26.3%が賛成した。
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