デジタル採点システムを開発・販売するスキャネットは、岐阜県大垣市および同市教育委員会の採択により、「教職員の業務の効率化に向けたモデル事業」に関する連携協定を締結。2021年5月より「デジらく採点2普通紙対応版」を、同市内の公立中学校 全10校に全面導入したことを6月16日に発表した。
「デジらく採点2」は、パソコン上でテスト解答を採点するソフトウェアで、1文字の手書き文字を自動で認識し採点する機能を持つ。また、採点した結果は、データとして保存されるため、採点結果の分析も容易に行うことができる。
2019年からは、従来の解答用紙の作成方法に近い形のまま、学校全体でよりデジタル採点が導入しやすいよう、普通紙(コピー用紙)に印刷した解答用紙を使用して採点が可能な、ソフトウェア「デジらく採点2 普通紙対応版」の提供を開始している。
大垣市および教育委員会では、ICT等の先端技術の活用による教職員の働き方改革を推進しており、今回の「教職員の業務の効率化に向けたモデル事業」に関する連携協定により、市内の中学校で行っているテストの採点業務の効率化を図る。前回の連携協力の締結で、同社は2020年度11月から3月末までの間、同市内にある全10校の中学校への「デジらく採点2普通紙対応版」を無償で提供するとともに、同製品の使用環境の整備や使用方法のアドバイス等を行った。この連携協定期間が終了となった5月からは同製品の本格導入となり、定期試験や小テスト、アンケート等での活用により教職員の採点業務の効率化が期待される。
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