大手前大学は、2021年度より1年生全員を対象にノートパソコンの必携化を実施することを、4月14日に発表した。
急速に進む高度情報化社会において、ICTを活用することは必要不可欠となっている。一方で、スマートフォンの普及により、できる限りスマートフォンで済ますという人も増えており、パソコン操作が得意でない若者も多くなりつつある。このような背景から、学生のデジタル関連の基礎知識・スキルの向上を図るべく、同大学では2021年度より、全新入生に対して自身で用意したノートパソコンの必携化を行うこととなった。
同大学では、学生が自身の情報端末を利用して高度な教育・学習ができるような授業設計を担当教員が積極的に取り組み、各学部の授業や講義レポートの作成、ゼミでの発表、論文作成、学生発表原稿の作成など、さまざまなシーンでパソコンを使用している。しかし、これまでは一部の必要な授業のみノートパソコンを持参し、必要に応じて家でノートパソコンを使用したり、学内のデスクトップパソコンを使用したりといった学生が多い状態だった。
この度、全新入生に対してノートパソコンを必携化することで、よりノートパソコンに触れる機会を増やしてスキルを向上させるほか、ITを使用することでより質の高い学習環境の提供を行っていく。また、SDGsの観点から授業で使用する資料や提出物のペーパーレス化の実現にも貢献する。
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- 修正履歴
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- 2021/04/19 17:44 記事公開後、プレスリリースが修正されたことに伴い、記事の内容も併せて修正いたしました。
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