トンボは、学校生活(授業)と制服の関係について、高校生の親子に尋ねた意識調査の結果を、4月7日に発表した。同調査は、全国の15歳以上の高校生とその母親それぞれ1000名に対して、2月19日~22日の期間に行われている。
調査対象者に、2度にわたる自粛期間中の、オンライン授業の実施率を尋ねたところ、全体では約半数に達し、私立ではオンライン授業の実施率が7割強だったのに対し、公立では4割未満だった。
オンライン授業での制服の着用率は2割強だったが、オンライン授業でも制服を着用した方がよいかを尋ねた質問では、高校生は「着用した方がよい」「どちらかといえば着用した方がよい」が3割半ばだったのに対して、母親は「制服を着た方がよい」が4割半ばに達している。
オンライン授業を経験した高校生からは、「カメラOFFでの授業/映らないから、着る必要がない」という意見もあったが、「勉強するスイッチが入る・やる気が出る」ことから「制服を着た方がよい」という回答も多かった。
制服を着るメリットがあるかを尋ねたところ、高校生の8割超、母親の9割超が何らかのメリットがあると答えている。
具体的なメリットとしては、高校生・母親ともに「連帯感・一体感」がもっとも多く、以下「学ぶスイッチを入れる」「学校への愛着」が続いた。
制服があってよかったと思う理由としては、高校生・母親ともに「朝の準備が楽(迷わなくてよい)」が最多となり、その他「一体感や連帯感が生まれる」「高校生・青春の象徴」「学校への愛着」といった回答がみられる。
高校生に、制服に求める機能を尋ねた質問では、「ストレッチ性」がもっとも多く、「防臭・防汚」「防寒性」がそれに続いている。一方、母親では「耐久性」「防臭・防汚」「着崩し防止」が上位を占めた。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア