学情は、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「就職活動の自信・不安」に関する調査結果を3月3日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2022」来訪者に対して2月17日~25日の期間に行われ、493名から有効回答を得ている。
調査対象者に、就職活動への不安があるかを尋ねたところ、「とても不安がある」(74.6%)、「やや不安がある」(21.1%)を合わせた95.7%の学生が、就職活動に不安を抱いていることがわかった。
具体的には、「コロナ禍で友だちとも会えず、相談できる機会がない」「コロナ禍で採用数が減ったり、採用のハードルが上がったりするのではないか」「新型コロナウイルスの感染状況によって、説明会や選考が中止になったり、採用数が減ったりしないか」「インターンシップもオンラインの開催が大半だったので、リアルで話す経験ができていない」といった回答が寄せられている。
就職活動で不安に感じている点を尋ねた質問(複数回答)では、「志望する企業の内定(内々定)を獲得できるか」(74.4%)がもっとも多く、以下「1社以上内定(内々定)を獲得できるか」(71.2%)、「就職したい企業を見つけられるか」(63.1%)が続いた。なお、「Web面接で、熱意や自分の考えを伝えることができるか」(53.4%)は、「リアル面接で、熱意や自分の考えを伝えることができるか」(46.2%)を7.2ポイント上回っている。
面接は、オンラインとリアルのどちらの形式に自信があるかを尋ねたところ、「リアル」「どちらかと言えばリアル」が35.3%、「オンライン」「どちらかと言えばオンライン」が33.4%と、「リアル形式」がわずかに上回った。
「リアル形式」を挙げた理由としては、「リアルのほうが、熱意を伝えやすい」「リアルで、面接官の目を見て話したほうが、入社したいという気持ちを伝えられると思う」「リアルのほうが、企業の雰囲気を感じることができると思う」といった回答が寄せられている。
一方、「オンライン形式」の方が自信があるとする理由としては、「インターンシップもオンラインしか経験したことがない」「大学の授業も、この1年間はオンラインだったので、リアルで話すことに不安がある」といった声が聞かれた。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア