学情は、全国の大学キャリアセンターにおける就職指導担当者を対象に実施した、大学キャリアセンターの「就職支援」に関するアンケート調査の結果を、12月18日に発表した。
同調査は、11月24日~12月1日の期間に行われ、210件の有効回答を得ている。
調査対象者に、2022年卒の就職相談が例年と比較して増えているか、減っているかを尋ねたところ、「かなり増えている」「少し増えている」(32.3%)が、「かなり減っている」「少し減っている」(20.9%)を上回った。
相談が増えている理由としては、「例年よりも学生が早期から動いているから」「就職環境が悪化しているから」といった回答が寄せられている。
2022年卒向けの就職ガイダンス実施方法を尋ねた質問では、「オンライン」(76.7%)がもっとも多く、「動画配信」(58.1%)、「対面」(53.3%)がそれに続いた。前期との比較では、「オンライン」が28.2ポイント増、「対面」が41.7ポイント増となっている。
学内合同企業セミナーの実施予定は、「オンライン」(68.1%)が最多で、「対面」(33.8%)がそれに続いた。
「オンライン」で実施すると答えた担当者からは、「密を避けるため」「新型コロナウイルスの感染状況に応じて中止になるリスクを回避するため」「2021年卒は急遽、対面での学内合同企業セミナーを中止することになったので、対面形式と並行してオンラインも準備している」といった回答が寄せられている。
「対面」で実施すると答えた担当者からは、「学生・企業ともに、対面のニーズが高いから」「直接、企業の担当者と話す機会を持ってほしいから」「授業も、感染症対策を実施しながら対面で実施している。学内合同企業セミナーもしっかり対策をして実施していく」といった意見が聞かれた。
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