STEAM教育のソリューションを提供するMakeblockは、教育関係者や学校への支援を促進することを目的とし、教育に特化したブランド「Makeblock Education(メイクブロックエデュケーション)」を設立することを、9月29日に発表した。また、Makeblockの日本法人であるMakeblock Japanは、主に学校教育機関を対象とした教育版パッケージの展開を開始するとともに、Educe Technologiesと共同開発したSTEAM教育・プログラミング教育の指導案を提供する。
Makeblockは、これまで世界140カ国以上の学校や学校外施設にプログラミング学習用のロボットやソフトウェア、レーザーカッターなどを提供してきており、2020年には、「STEAM On Board」という教育関係者向けのプログラミング教育のオンライン勉強会を世界各国で開催した。また、日本でSTEAM教育を推進するため、東京大学大学院情報学環 山内研究室のSTEAM教育に関する2年間の研究を支援している。
今回の「Makeblock Education」立ち上げに伴い、これまで展開してきたプログラミングロボット教材の教育版パッケージを含む、新製品の提供を開始する。発表した新製品は3つ。現在提供しているプログラミングロボットキット「mBot」と「Codey Rocky」に、Makeblock製品専用の接続アダプター「Makeblock Bluetoothドングル」を付属した教育版パッケージを、学校での授業や教員研修などを行う教育機関を対象に、来年より特別価格でそれぞれ提供する。また、一般販売として、豊富な電子モジュールや機械パーツを含んだ火星探査キットの提供を開始する。
さらに、東京大学大学院情報学環 山内祐平教授が代表理事を務める、Educe Tecchnologiesと共同開発した、初等中等教育で使用可能なSTEAM教育・プログラミング教育の指導案を無償で提供する。今回発表の新製品を含む、Makeblockの製品を用いた指導案はMakeblockの公式Webサイトより閲覧、ダウンロードできる。今後、2022年3月末までに、50種類の指導案を公開する予定。
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