すららネットは、経済産業省「IT導入補助金2020」の導入支援事業者として認定されたことを7月3日に発表した。これにより、学習塾において、集合授業や講師による個別指導から、ICTを活用した非対面型の学びへ転換する際に補助を受けることができる。
同社が提供するアダプティブラーニング教材「すらら」は、小学校から高校までの国語、算数・数学、英語、理科、社会5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人ひとりの理解度に合わせて進めることができるアダプティブなeラーニング教材。初めて学習する分野でも1人で学習を進めることができる特長を生かし、小・中・高校、学習塾をはじめ、放課後等デイサービス等においても活用が広がっている。
IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者などがITツール(ソフトウエア、サービス等)を導入する経費の一部を補助することで、業務効率化・売り上げアップをサポートする経済産業省の取り組み。今回、同社が認定されたのは、IT導入補助金特別枠(以下、「C類型」)で、新型コロナウイルス感染拡大が事業環境に与えた影響への対策および同感染症の拡大防止に向け、具体的な対策(サプライチェーンの毀損への対応、非対面型ビジネスモデルへの転換、テレワーク環境の整備等)に取り組む事業者によるIT導入等を優先的に支援するために創設されたもの。
補助対象は中小企業、小規模事業者で、30万円~450万円以内のソフトウエア費、導入関連費、ハードウェアレンタル費の最大4分の3が補助される。PC・タブレット等のハードウェアにかかるレンタル費用も補助対象となること、公募前に購入したITツール等についても補助金の対象になる点がC類型の特徴となっている。
今回の認定を機に、同社はIT導入補助金を活用してICT化を進める学習塾からの相談を受け付けるとともに、制度活用のためのセミナーの開催も行い学習塾のICT導入をサポートしていく。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア