桐蔭学園は、同校の在園児・在校生・在学生を対象に実施した「在宅中の生活・学習状況調査」の結果を、5月20日に発表した。
今回の調査は、新型コロナウイルス感染症の影響による自宅学習期間の、園児・児童・生徒・学生の生活・学習を支援するために、在宅時のインターネット環境、生活状況(ストレス状況、生活リズムなど)、学習状況といった全23項目について、同校のIR調査・分析の所轄部門であるトランジションセンターが担当している。
調査結果によれば、在宅で「オンライン授業が受講・学習できる」と回答したのは幼・小が98.3%、中・高・中等教育が93.9%、大学が93.6%だった。
その他の項目では、自宅学習期間中に「学校の学習をしている」と答えたのは中学生で90.4%、生活面では同じく79.7%が「ほぼ規則正しい生活ができている(食事・睡眠)」と回答している。
同校は、この調査結果をもとに他の園児・児童・生徒・学生の模範となる生活・学習者30名のビデオレターを学園内YouTubeで配信した。このビデオレターは、同世代のロールモデルを提示することで、不安になりがちな生徒のモチベーションや帰属意識の向上を目的としたもので、学園内での評判は良好で教育的な効果も得られている。
同校ではほかにも、自宅学習期間に各学校で在園児・在校生・在学生同士が学内ネット上でつながる企画を展開している。
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