SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

次回のオンラインセミナーは鋭意企画中です。準備が整い次第、お知らせいたします。

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

イベントレポート(プログラミング教育)

アンプラグド教材はオンラインと好相性! プログラミングロボット「キュベット」の親子向けセミナー

 全国で休校措置が続く中、家庭でどのように過ごすのか、学びをどうしていくのかが、大きな課題となっている。すでに学校や民間の塾やスクールなどがオンラインでの取り組みを始めているが、今回は家庭でのプログミング学習として、プログラミングロボット「キュベット」を使った、親子向けオンラインセミナーの事例を紹介しよう。

イギリス発の木製プログミングロボット「キュベット」

 イギリス発の「キュベット」は、モンテッソーリ教育(子どもに自分自身を育てる力が備わっていることを前提とした、学びを促す手法)もとづいてデザインされた、手を使って遊ぶことができる木製のプログラミングロボットだ。パソコンやタブレットを使わずに、専用のボードとブロックを使ってプログラミングできるため、日本でも保育園や小学校で活用されている。

木製ロボットのキュベット。シンプルな四角い形で、小さな子どもでも扱いやすい。
木製ロボットのキュベット。シンプルな四角い形で、小さな子どもでも扱いやすい。
左のボードに、色とりどりのブロックを並べることでプログラムになる。
左のボードに、色とりどりのブロックを並べることでプログラムになる。

 キュベットのコーディングブロックには、色別に「まえへ」「みぎへ」「ひだりへ」「ファンクション(くりかえし)」の意味があり、文字が一切使われていないのも特徴だ。布製の大きな専用マット「ワールドマップ」には、山や森、海、お城などのイラストが描かれている。

 キュベットの日本販売総代理店であるキャンドルウィックは、もともと教育関係者向けにキュベットのオンラインセミナーを行っていたが、3月から休校支援として「親子向けプログラミングセミナー」をオンラインでスタートした。このセミナーは、購入者だけでなく、「キュベット」を持っていない人に向けては、無料で貸し出し(送料のみ自己負担)を行っている。

 初心者向けと経験者向けの2種類のコースがあり、いずれも1時間で1000円。Zoomを活用した最大5組までのオンライン講座となっている。今回は取材として、筆者と小学6年生の息子も「経験者コース」に飛び入り参加させていただいた。

オンラインならではの工夫を取り入れたレッスン

 この日の参加者は、4家族で5歳から小学3年生までの4人。中には4年前のクラウドファンディングで購入したというご家族もいた。

 それぞれ自宅でワールドマップを広げ、キュベットを用意した状態でスタートする。講師を務めるのは、プリモトイズ公式インストラクターの刑部友理氏。オンラインセミナーの講師をはじめ、保育園やワークショップなどの現場で指導にあたっているベテランだ。

 最初に全員で自己紹介をした後、今日の約束を確認してレッスンが始まった。

お約束をみんなで確認。双方向のレッスンということで、「どんどん声を出したり、手をあげたりしてね」と呼び掛けていた。
お約束をみんなで確認。双方向のレッスンということで、「どんどん声を出したり、手をあげたりしてね」と呼び掛けていた。

 最初のチャレンジは全員で同じ問題に挑戦する、いわば準備運動。キュベットのワールドマップを使い、「街からスタートし、途中で山に行っていい景色を見てから、ゴールの森を目指そう」というものだ。先生から問題が出ると、各々保護者と相談しながらブロックをボードに置いていく。経験者コースだけあって、とまどうことなく進めていた。

画面の問題を見ながら、プログミングに挑戦していく。
画面の問題を見ながら、プログミングに挑戦していく。
キュベットのワールドマップは大きいため、どの家庭も、少し離れた位置にパソコンやタブレットを置いて全体が映るようにしていた。
キュベットのワールドマップは大きいため、どの家庭も、少し離れた位置にパソコンやタブレットを置いて全体が映るようにしていた。

 1問目を全員でクリアしたら、次の問題にチャレンジ。今回は1時間で、4つの課題にチャレンジした。

 しりとりを混ぜたり、ポイント制にしたりと、小さな子どもでも参加しやすい遊びやゲーム性を取り入れることで、同じワールドマップでも、毎回違った感覚でチャレンジすることができた。

 特に面白かったのが「しりとりで言った言葉の文字数だけ、ブロックを使える」というルールだ。このルールのため、子どもたちは必死で長い言葉を考えていた。また、「じんとりゲーム」では特定のマークを通ることにポイントがもらえる。制限時間があったので、子どもたちは高ポイントを目指し、次々とブロックを組み替えていた。競争にすることで、子どもたちのモチベーションも大いに上がるなど、飽きさせない工夫が感じられた。

しりとりをしながらゴールを目指すゲーム
しりとりをしながらゴールを目指すゲーム
子どもたちが熱中した「じんとりゲーム」
子どもたちが熱中した「じんとりゲーム」
今回最年長の6年生だった息子も、ゲームに燃えていた
今回最年長の6年生だった息子も、ゲームに燃えていた

 すべての問題が終わった後、講師の先生からキュベットが楽しくなるユニークなプログラムも紹介された。「くりかえし」ができる青のファンクションブロックは、やや難しくなるが、組み合わせることでキュベットの動きのパターンが広がっていく。キュベットに慣れてきてからファンクションブロックを追加することで、段階的にプログミングの基本を学んでいくことが可能だ。

最後に挑戦した「ずっと動くキュベット」のプログラム。「まえへ」「まえへ」「みぎ」「ファンクション」という4つのブロックを組み合わせて繰り返すことで、ずっと同じルートを回り続ける。
最後に挑戦した「ずっと動くキュベット」のプログラム。「まえへ」「まえへ」「みぎ」「ファンクション」という4つのブロックを組み合わせて繰り返すことで、ずっと同じルートを回り続ける。

次のページ
保護者は休校を前向きにとらえてオンラインを活用

この記事は参考になりましたか?

イベントレポート(プログラミング教育)連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

相川 いずみ(アイカワ イズミ)

 教育ライター/編集者。パソコン週刊誌の編集を経て、現在はフリーランスとして、プログラミング教育やICT教育、中学受験、スマートトイ、育児などの分野を中心に、取材・執筆を行っている。また、渋谷区こどもテーブル「みらい区」を発足し、地域の子ども達に向けたプログラミング体験教室などを開催している。一児の...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


この記事をシェア

EdTechZine(エドテックジン)
https://edtechzine.jp/article/detail/3727 2020/05/13 07:00

おすすめ

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング

イベント

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング