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イベントレポート(プログラミング教育)

実社会につながる学びができる、レゴの新しいプログラミング教材「SPIKE プライム」

 今年、設立40周年を迎えるレゴ社の教育部門、レゴ エデュケーション。その記念すべき年に、新しいプログラミング教材である「レゴ エデュケーション SPIKE プライム(以下、SPIKE プライム)」を発売した。同教材ならではのポイントや、既存の教材である「レゴ WeDo 2.0」や「教育版 レゴ マインドストーム EV3」との違いは何か? 1月20日に開催されたメディア向けの説明会&体験会の模様をお伝えする。

「ハンズオン」を大切にする、学びに対する思い

 冒頭、レゴ エデュケーションの日本代表である須藤みゆき氏から、同社の事業戦略の説明があった。

レゴ エデュケーション 日本代表 須藤みゆき氏
レゴ エデュケーション 日本代表 須藤みゆき氏

 須藤氏はベンジャミン・フランクリンの名言である「Tell me and I forget. Teach me and I remember. Involve me and I learn.」(言われたことは、忘れる。教わったことは、覚える。参画したことは、学ぶ。)を引用。「楽しみながら試行錯誤するプロセスがハンズオンの中で育まれる」と続ける。

 そして、説明会の参加者にもその過程を体験してもらうべく、「レゴのブロック6個を使い、1分間でアヒルを組み立てる」というミッションを出題。できあがったアヒルはひとつとして同じ形がなく、それぞれ異なる個性を持つ。

説明会の参加者が作ったアヒル(一部)。それぞれ異なる形になった。
説明会の参加者が作ったアヒル(一部)。それぞれ異なる形になった。

 このように一斉に同じ作品を作らせるのではなく、どのアヒルの形も正解とする。須藤氏は「頭の中のアイディアを実際に手を動かして試行錯誤し、それを続ける『学びの継続性』が重要」と述べた。

いち早くSTEAM教育への取り組みを開始

 レゴ エデュケーションは設立から40年間、「STEAM教育」という言葉が生まれる前からその分野に特化したソリューションを提供し続けている。現在3代目となる「教育版 レゴ マインドストーム EV3」の初代製品が発売されたのは22年前の1998年。いち早くこの分野に対する取り組みを始めたと言えるだろう。

 さらに特徴的なのは、学校や塾へ教材を販売するだけでなく、「教師用ガイド」や「レゴ エデュケーション アカデミー」で、先生への支援を併せて行っていることだ。また、「学校で学んだことを生かす場」の提供にも力を入れ、「FIRST LEGO League(FLL)」や「World Robot Olympiad(WRO)」といったロボット競技会・コンテストをサポート。子どもたちの学びを深めるため、教材の開発・販売にとどまらない取り組みを続けている。

日本のすべての子どもたちにSTEAM教育を届けたい

 レゴ エデュケーションの日本における最大のミッションは「日本のすべての子どもたちにSTEAM教育を」届けることだ。同社はさまざまなソリューションを持つが、学習指導要領を踏まえるなど、日本の教育に合った教材として、国内独自の展開を見せている。また、学習環境がない子どもたちに向けて通信教育で学びを提供するなど、すべての子どもたちにSTEAM教育を提供する準備を整えている。

「日本のすべての子どもたちにSTEAM教育を届けるため」の3つの柱
「日本のすべての子どもたちにSTEAM教育を届けるため」の3つの柱

 このように、これからの時代を生きる力を育むため、STEAM教育に力を入れる同社。現場からのニーズである「より短時間で深い学びができる教材」として、今回発売した「SPIKE プライム」を開発するに至った。

短時間でも社会とつながる課題解決型の授業ができる!

 「SPIKE プライム」は、STEAM教育に焦点を当てたハンズオン(実体験型)学習用のプログラミング教材だ。直感的に使用することが可能で、あらゆる学習進度の子どもたちが楽しみながら学ぶことができる。その特徴を同社 キーアカウントマネージャーである江口敬介氏が説明した。

レゴ エデュケーション キーアカウントマネージャー 江口敬介氏
レゴ エデュケーション キーアカウントマネージャー 江口敬介氏

 これまでのレゴ エデュケーションのプログラミング教材とは異なる、華やかな色づかいのブロックが印象的な「SPIKE プライム」。対象は小学校高学年から中学校・高校を想定している。主な特徴は以下の通りだ。

組み立てが簡単な新しいブロック

 簡単な組み立てをサポートするため、新造形のブロックが開発された。これにより、「教育版 レゴ マインドストーム EV3」よりも簡単に、「レゴ WeDo 2.0」よりも複雑な仕組みを作ることができる。

心臓部となるハブ

 5×5マスのLEDで絵や文字を表示できるほか、ジャイロセンサーが搭載されているため、傾きを計測することも可能。また、スピーカーから音も出力できる。

2種類のモーター

 高速回転が特徴の「Mモーター」とパワーのある「Lモーター」の2種類が利用可能。

3種類の外付けセンサー

 色を識別する「カラーセンサー」、物体との距離を計測する「距離センサー」、接触・圧力を計測する「フォースセンサー」を組み込める。

Scratchベースのプログラミングソフトウェア

 同社の既存のプログラミング教材では、独自形式のビジュアルプログラミングソフトが使われてきた。「SPIKE プライム」では、世界中の教育現場で使用されているScratchをベースにしたブロックプログラミングソフトを標準採用している。また、将来的にはテキスト言語であるPythonを使ったプログラミングにも対応予定だという。

実社会とつながる課題を用意

 実際の社会と関連した課題として、4つのユニット(テーマ)の中に30種類以上のプロジェクトが用意されている。課題解決型の授業は先生の負担が大きいとされるが、これらを用いることによって授業準備の時間を短縮することができる。

先生向けのサポートツールが充実

 3つのステップで「SPIKE プライム」が体験できるスタートガイドや組み立て説明書、ヘルプ機能が充実。授業の流れや動画、モデルやプログラムのヒントを掲載したレッスンプランも用意されている。

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実際に「SPIKE プライム」を体験してみた!

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この記事の著者

森山 咲(編集部)(モリヤマ サキ)

EdTechZine編集長。好きな言葉は「愚公移山」。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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