立命館アジア太平洋大学(APU)とグルーヴノーツは、入学者選抜の高度化を目的に、さまざまな学生の個性をAIで可視化する「教育現場でのAI活用プロジェクト」を発足したことを、9月25日に発表した。
「教育現場でのAI活用プロジェクト」の第1弾としては、グルーヴノーツのクラウドサービス「MAGELLAN BLOCKS(マゼランブロックス)」の深層学習を活用して、外国人留学生がAPU受験時に提出するエッセイシートを対象データに、超高次元の空間上で文章表現の特徴を導き出す「文章のベクトル化」に取り組む。
深層学習によってエッセイの特徴や傾向を抽出して定量化・可視化することで、客観的な事実を把握できるようにするとともに、AIによる分析で明らかになった客観情報を人間による評価に組み合わせて活用することで、留学生の個性や可能性がより発見されやすくなることが期待される。また、留学生をより細かく多角的に評価することで、それぞれの能力・力量に合わせた、きめ細かい学生支援につなげていくことも想定している。
2019年内にテスト分析を実施し、2020年度に本格稼働を予定しており、第1弾での取り組みを踏まえて今後さらに留学生入試のエッセイ以外の評価項目の分析も検討していく。
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