ソニーは、8月17日と18日の2日間、ソニー本社ビルにて「Sony STEAM Studio(ソニースティームスタジオ) 2019」を開催した。
本イベントは昨年より開催されているもので、今年は「クリエイティビティが目覚める体験を、みんなに。」がテーマ。ソニーは幅広い世代が楽しくSTEAMやテクノロジーに触れることができるさまざまな取り組みを実施しており、そのひとつとして開催された。
当日は、同社のIoTプログラミングキット「MESH(メッシュ)」や、ロボット・プログラミング学習キット「KOOV(クーブ)」を使い、子どもと保護者がペアになってアイディアを出しあう「プログラミングワークショップ」、「KOOV」を用いて小学生が競い合うロボットコンテスト「KOOV Challenge」、大学生を対象とした映像制作コンペティション「Video competition with aibo at Sony STEAM Studio」の3つのワークショップが実施された。
ワークショップの参加者は、ソニー本社ビル内にある招待制のショールーム「Sony Square(ソニースクエア)」のツアーにも参加した。「プログラミングワークショップ」と「KOOV Challenge」の参加者は、自律型エンタテインメントロボット「aibo(アイボ)」や、キューブ型のロボットを操作して楽しめる「toio(トイオ)」、AR(拡張現実)とエアーホッケーを組み合わせたARゲーム「A(i)R Hockey(エーアール エアーホッケー)」に触れ、ソニーのテクノロジーを体験した。
「プログラミングワークショップ」
「プログラミングワークショップ」では「見る人をワクワクさせる生き物」をテーマに、親子が身の回りの素材とプログラミングを組み合わたモノづくりに挑戦した。椅子やかばんを生き物に見立てることから始まり、「KOOV」のブロックを使って実際に「しっぽ」をつくる。そして動きをプログラミングで決め、「MESH」を使って「撫でたらしっぽをふる」など、生き物らしい感覚をつくって、仕上げた。参加者の子どもたちからは「プログラミングがもっと好きになった」といった声が上がった。
「KOOV Challenge(クーブチャレンジ)」
「KOOV Challenge(クーブチャレンジ)」は、ソニー・グローバルエデュケーションが開催した国際ロボットコンテスト。2日間にわたり、チーム競技部門とプレゼンテーション部門の2部門が実施され、日本と中国の小学生約160名が参加した。1日目のチーム競技部門のテーマは「いっぱいチラかせ」で、3人1組のチームを組み、フィールドのシカケからどのようなロボットを作れば良いか、チームごとにアイディアを考えた。2日目のプレゼンテーション部門は「たのしくソウジ」がテーマで、便利なソウジ道具だけではなく、どのようにしたらソウジが楽しく好きになれるかを、KOOVを使って表現した。
「Video competition with aibo at Sony STEAM Studio」
「Video competition with aibo at Sony STEAM Studio」は、ソニーと東京大学の社会連携講座の一環として実施されたもので、大学生チームが「aibo」を題材とした動画制作に挑戦。「aibo」のソフトウェアAPIを使って動きを作成するとともに、ストーリー構成や演出を考え、アイデアをカタチにする一連のプロセスを体験した。
当日は別々の学校に通う大学生4人1組が、「aiboが日常にいる、1年後の未来」をテーマに「aibo」のPVを制作。半日という限られた時間で、チームビルディングから企画、撮影、編集、プレゼンという、一連のクリエイティブワークを体験した。完成した動画は「aibo」のマーケティング担当者がその場で講評を行い、「aibo」の特性を生かして家電と家族を近づける企画を、 イメージしやすい映像プランに仕上げたチームが優勝している。
なお、「Sony STEAM Studio(ソニースティームスタジオ) 2019」の詳細なレポートは、公式サイトにて8月30日に公開される予定。
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