文教大学付属小学校では、プログラミング教育の必修化に先駆けて、2018年度(平成30年度)より人型ロボット「Pepper」を導入しており、7月3日に実施された同校の学校説明会では、来校した幼稚園児に対して、6年生の児童が総合的な学習のプログラミング授業の一環として「Pepper」にプログラムした、昔話や童話の読み聞かせを行った。
今回の取り組みは、総合的な学習の授業の一環として行われたもので、「Pepper」専用のプログラミングサイト「Robo Blocks」を利用し、児童がプログラミングを体験しながら、意図した処理を行うために必要な論理的思考力を養うことを1つの目標とし、その上で楽しさやおもしろさ、達成感などを味わえる題材でプログラミングを体験させることを意図している。
学校説明会に向けて、6年生の児童はストーリーだけでなく、「しゃべる」「動く」「画面に表示する」などのブロック化された命令を組み合わせ、読み聞かせの準備を進めてきた。さらに、「Pepper」の話す速度や声の高さ、BGMなども「どうしたら園児がわかりやすく楽しめるか」を考え、1つ1つ設定している。
当日は、保護者が説明を聞いている間、預かっている園児に対して代表に選ばれた4名の児童が「赤ずきん」「3匹のこぶた」「うさぎと亀」「マッチ売りの少女」を披露した。
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