エンビジョンは、佐賀県上峰町と上峰町立上峰小学校におけるオンライン英会話授業の実施に関する業務委託契約を、5年連続で締結したことを7月18日に発表した。
上峰町では、2015年度(平成27年度)から初等中等教育段階からのグローバル化に対応した教育環境づくりの一環として、語学学習に欠かせない会話量を増やすこと、外国人に対しての壁を低くすることを目標に掲げ、児童1人ひとりが外国人講師と会話できる機会を増やすべく、オンライン英会話レッスンを導入している。
初年度は小学6年生、2016年度からは小学5・6年生に対象を拡大し、2018年度からは両学年における授業数を計50コマに拡大するほか、これまで担任とALTによって行っていたオンライン英会話の授業を、日本人の英語講師を採用してALTとオンライン英会話の授業を分割し、ALTとオンライン英会話それぞれの強みを活かすとともに、両授業の連動をスムーズに進められる体制に移行した。
2019年度の同校におけるオンライン英会話授業は、5・6年生の児童(3クラス×2学年、5年生:98名、6年生:116名)を対象に、6月~2020年3月の期間にそれぞれ20コマ実施する。
なお、同校ではオンライン英会話によるマンツーマンのレッスンを取り入れたことで、1人あたりの発話量が10倍に拡大し、オンライン英会話授業を受けた児童が中学校に進学後は、英語の成績が佐賀県の平均を上回った。
また、オンライン英会話授業の受講前後に行ったアンケートでは、外国人講師に対して1人で話せるようになった児童が3.6倍に増加し、話すときに緊張する児童が約2分の1に低減するなど、1対1での対話に慣れ、外国人と英語で話すことへの抵抗がなくなっていることが明らかになっている。
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