文部科学省と総務省、経済産業省は、2020年度からの小学校におけるプログラミング教育の実施に向けた機運醸成を目指し、2019年9月を「未来の学び プログラミング教育推進月間」と設定することを発表した。
この「未来の学び プログラミング教育推進月間」に向け、現在公開している実践事例等に加え、企業と連携した取り組みが実施される。具体的には、「プログラミングが社会でどう活用されているか」に焦点を当てた、総合的な学習の時間における指導案の配信を行うとともに、当該指導案で活用できる会社訪問等によるスペシャル授業の実施や、企業が作成するプログラミング教育に関する動画の配信が行われる。なお、本取り組みにはグーグルやLINEなどの17社・団体が協力する。
参加企業および各社の取り組みは次の通り。
- Apple Japan, Inc 「プログラミングの基礎を学んで、地域の課題を解決するアプリケーションをデザインしよう」(企業訪問:東京都、愛知県、京都府、大阪府、福岡県)
- 株式会社NTTドコモ 「プログラミングを生かしてよりよい生活に」(教材提供)
- グーグル合同会社 「 AIとプログラミングで、身近な課題を解決しよう」(教材提供)
- グーグル合同会社(YouTube) 「地域の魅力を発信しよう!」(教材提供)
- 佐川急便株式会社 「私たちの生活を豊かにする未来の宅配便」(企業訪問:東京都、愛知県、福岡県)
- 積水ハウス株式会社 「みんなの家!未来の家!」(企業訪問:宮城県、茨城県、静岡県、京都府、山口県)
- Twitter Japan株式会社 「地域の魅力を伝えよう!私たちの街大好きプロジェクト!」」(教材提供)
- 株式会社ディー・エヌ・エー 「地域の魅力発信アプリを開発して、商店街を盛り上げよう!」(教材提供)
- トヨタ自動車株式会社 「私たちの生活と、自動車の未来を考えよう」(企業訪問:愛知県)
- 日産自動車株式会社 「私たちの生活と、自動車の未来を考えよう」(企業訪問:神奈川県、栃木県、福岡県)
- ひろしま自動車産学官連携推進会議 「私たちの生活と、自動車の未来を考えよう」(企業訪問:広島県)
- 本田技研工業株式会社 「私たちの生活と、自動車の未来を考えよう」(企業訪問:三重県、香川県、熊本県)
- 日本郵便株式会社 「私たちの生活を支える郵便局の仕事」(企業訪問:全国403箇所)
- フューチャー株式会社およびライブリッツ株式会社 「スポーツとデータ分析。地域スポーツチームを応援しよう」(教材提供)
- 株式会社Preferred Networks 「自動化の進展とそれに伴う自分たちの生活の変化を考えよう」(教材提供)
- ヤマトホールディングス株式会社 「私たちの生活を豊かにする未来の宅配便」(講師派遣:全国)
- LINE株式会社 「見つけよう 伝えよう わたしたちのまちの魅力」(講師派遣:全国)
- リコージャパン株式会社 「地域活性化のために、新しい表現方法で町を紹介しよう」(講師派遣:全国)
また、「未来の学び プログラミング教育推進月間」にあわせ、各教育委員会等にICT環境整備の必要性を周知していく。
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