菅公学生服は、毎月最終火曜日に結果を発信している調査レポート「カンコーホームルーム」のVol.238において、全国の中学・高校の教員を対象とした「学校教育現場の課題」に関する調査の結果を発表した。同調査は7月に行われ、1400名(中学校教員653名、高校教員747名)から回答を得ている。
調査対象者に、教員の仕事にやりがいを感じているかを尋ねたところ、「とても感じている」(38.2%)と「やや感じている」(44.3%)を合わせた割合が8割超を占めた。
また、教員の仕事を大変だと感じることがあるかという質問では、「よくある」(63.4%)と「たまにある」(32.4%)を合わせた割合が9割超に達している。
教員の仕事をする上で、困っていることや負担に感じていることは(複数回答)、「業務量が多い・多忙」(60.3%)という回答がもっとも多い。「保護者・PTAの対応」(52.5%)、「生徒間のトラブル・いじめ」(44.6%)、「生徒の生活指導」(36.1%)、「部活動・クラブ活動の顧問」(35.6%)、「事務・報告書作成」(33.7%)がそれに続いた。
学校教育現場の課題を尋ねたところ(複数回答)、「教員の長時間労働と多忙化」(61.1%)が最多となっている。以下「不登校生徒の増加」(48.0%)、「保護者からの過剰な苦情」(47.9%)、「教員のメンタルヘルス問題」(43.3%)、「学習意欲・学力の低下」(41.9%)、「発達障害や特別な教育的ニーズを持つ生徒への専門的支援」(38.4%)が続いている。
なお、「部活動の地域移行」は高校の教員では15.0%だった一方で、中学校の教員では32.5%を占めた。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
