Fusicは、同社が提供する連絡サービス「sigfy(シグフィー)」において、保護者面談などの日程調整に利用できる新機能「日程調整機能」の提供開始を、11月21日に発表した。今回の機能実装は、同社が掲げる成長戦略「教育・人材関連プロダクトの再構築」の一環として実施されたもので、日程調整業務をデジタル化し、教職員や保護者の負担を大幅に軽減することを目指す。

新機能では、これまで電話や書面で行われていた保護者との日程調整をデジタル化する。従来のアンケート機能では希望日時を収集するまでしか対応できなかったが、同機能により、日程調整に係る業務を一気通貫でデジタル化することが可能となった。
保護者はアプリやWeb上で希望日時を選択して提出し、学校側は保護者の回答を元に「自動割当」で面談日を調整・確定できる。これにより、従来の煩雑な調整作業が不要となり、教職員の業務負担を大幅に軽減する。本機能は標準機能として利用できる。
主な特徴は以下の通り。
- リアルタイムでの回答状況把握:学校は保護者の回答状況や未回答者をリアルタイムで確認でき、回答状況を一目で把握可能。
- 「自動割当」による日程調整:システム上で日程を「自動割当」することができ、先着順ではなく保護者全員の希望を考慮した日程調整が可能となる。
- 確定した日程の通知:メッセージ送信機能と連携し、日程調整の案内や確定通知をスムーズに送信できる。
日程調整機能は、2025年6月13日にデジタル庁、総務省、文部科学省、経済産業省が発表した「教育DXロードマップ」で掲げられている「12のやめることリスト(デジタルに変えること)」のうち、「(6)電話や書面による保護者との日程調整」に対応する。
希望日時の収集後にシステムが「自動割当」を実施することで、先着順による不公平感を解消し、学校現場の実情に寄り添ったデジタル化を実現するという。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
