富士ソフトは、同社の教育メタバース「FAMcampus」を活用した「不登校支援パッケージ」が、大阪府貝塚市の不登校支援事業「かいづかSMILEプラン」の取り組みとして採択されたことを11月19日に発表した。同事業では「つげさんのまなびの森スマイルーム」の運用が開始され、児童生徒が社会とのつながりを持つ機会を提供し、社会的自立を支援していく。

富士ソフトは、2022年に教育メタバース「FAMcampus」の提供を開始し、不登校支援での活用に取り組んでいる。そのなかで「不登校支援パッケージ」は、不登校支援をスムーズかつ効果的に運営するために欠かせないメタバース空間をはじめ、カリキュラム、講師、不登校支援専門員の4要素を集約して提供している。
大阪府貝塚市による「つげさんのまなびの森スマイルーム」では、「FAMcampus」を火・水・金曜日の9時〜15時に開放。「不登校支援パッケージ」で提供するオンライン一斉授業を、小中学生合同で1日2コマ実施する。なお、実施期間は2026年3月までとなっている。
同取り組みでは、不登校児童生徒が自身のペースで学習できる環境のほか、不登校や長期欠席している児童生徒が安心して他者と交流し、興味・関心を広げつつ自信や自己肯定感を高められる環境を提供する。さらに、社会とのつながりを持つ機会を提供し、それによる社会的自立を支援する。
週3日のオンライン一斉授業では、教科学習と趣味実用系の授業を実施。教科学習では、アダプティブラーニング教材「すららドリル」を活用して小学1年生〜中学3年生の範囲を自身のペースで学習できる。また趣味実用系の授業では、謎解きゲームや絵を通して楽しく学んでいく。
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