キャリタスは、2026年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生を含む)のうち、就職先企業を決定した学生を対象に実施した、大学選びの際に着目した点や大学進学時のキャリア意識などに関する調査の結果を、2025年12月25日に発表した。同調査は、2025年9月19日〜29日の期間に行われ、600名(文系:357名、理系:243名)から回答を得ている。
調査対象者に、大学生活のうち「授業の内容」「教授・先生」「設備・環境」「就職サポート」「課外活動」「人間関係」の6項目について4段階で満足度を尋ねたところ、以下のような結果となっている。

「とても満足」と「やや満足」を合わせた割合が高いのは、「授業の内容」(91.0%)、「教授・先生」(89.7%)の2項目で、いずれも約9割に達している。次に高いのは、「人間関係」の88.6%となっている。「設備・環境」は79.0%で、図書館や研究設備などの充実度が満足度に影響している。「就職サポート」は76.0%となり、親身に相談に乗ってもらえたおかげで満足のいく就職先が決まったという声がある一方、もう少し手厚いサポートを望む声もみられた。「課外活動」は75.2%と6項目の中でもっとも低く、コロナ禍の影響があると考えられる。
続いて、大学入学前後のギャップを尋ねた質問では、「とても感じた」(7.8%)と「やや感じた」(30.0%)を合わせた割合が37.8%に達している。調査対象者からのコメントによると、事前の情報収集不足がギャップに結びついているケースが多い。

入学した大学の受験にあたって実施したことを尋ねたところ、「大学ホームページを見る」(72.0%)がもっとも多い。「偏差値を調べる」(64.8%)、「大学案内パンフレットを見る」(61.3%)がそれに続いた。
入学した大学の受験に際しやるべきだと思うことについては、「オープンキャンパスに参加する」(78.0%)が最多となっている。以下、「大学案内パンフレットを見る」(53.5%)、「大学ホームページを見る」(53.2%)が続いている。
なお、「在校生・卒業生に話を聞く、体験談を見る」「オープンキャンパスに参加する」の項目は、実施した割合に比べて、やっておくべきだと思う割合が圧倒的に高い。これは、入学後に重要性を感じる学生が多いことがうかがえるほか、高3時にコロナ禍だった学生が多いことも影響しているとみられる。

進学先検討時にキャリアを意識したかを尋ねたところ、「とても意識して選んだ」が21.0%、「やや意識して選んだ」が37.5%を占めた。5割超の学生が、将来のキャリアや就職を意識して進学先を選択したことがうかがえる。
志望大学検討にあたって参考にした大学の就職関連情報を尋ねたところ、「就職先の業界・企業名など」(50.8%)が最多となっている。

大学の満足度が90%以上を高位グループ、70〜90%未満を中位グループ、70%未満を低位グループとしたときの、大学の満足度と就職先の満足度の関係は以下のようになっている。高位グループほど就職先の満足度が高くなり、なかでも就職先満足度を100%と回答した学生が45.5%で、平均値が90.6%と高水準となっている。

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