idea spotは、日本初となる教育事業者向けの電子黒板比較体験倉庫「Kokuban BASE(コクバン・ベース)」(京都府京都市)を開設し、11月1日にオープンした。同施設では、複数メーカーの電子黒板を比較・体験できる。
同社は、京都市での学習塾「イデアスポット京都校」の運営と、教育事業者を対象とした電子黒板の販売事業を展開している。今回の「Kokuban BASE」開設には、学校や学習塾が電子黒板を導入する際の2つの課題が背景にあるという。
まず「選べない」という課題では、「製品情報や価格が見えにくく、合理的な比較検討ができない」「ショールームが大都市に集中し、地方の教育事業者ほど検討機会が限られる」などがあり、「使えない」という課題では、「機能が豊富な反面、操作が複雑で導入後に活用が進まない」「現場ニーズと導入機種がずれるケースも少なくない」などがある。
同施設では、このような課題を解決すべく、照度・視認距離・設置高さなどの授業環境を統一して、6ブランド(MAXHUB、Promethean、BIG PAD(SHARP)、BenQ Board、StarBoard、ミライタッチ)の電子黒板を横並びで比較できる。スペック表ではわからない「見え方・聞こえ方・書き心地」の違いを実際に体験しつつ比べられる。
あわせて、デジタル教科書や動画教材、PowerPoint、PDF教材などを実際に投影して、授業を再現しながら操作感を比較できる。現場で電子黒板を日常的に活用する学習塾講師が、利用者の導入目的や希望の授業スタイルをヒアリングし、授業内容・設置環境・操作性などを踏まえて教育現場にもっとも適した1台を、中立的な立場から提案する。
さらに、同社で取り扱う全ブランド・全製品に5年保証を付帯する。そのため、導入後の不具合やトラブルにも迅速に対応可能で、教育現場が安心して運用できる体制を整えている。電子黒板の導入後も、豊富な事例や独自のユーザーコミュニティなどを通じて、最新の活用情報を提供する。
「Kokuban BASE」の利用は無料で、利用の際はWebサイトでの事前予約が必要な完全予約制となっている。比較体験は60分程度、費用相談・導入サポートは30分程度を想定している。営業時間は10時〜18時(不定休)。
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