栄光は、同社の運営する進学塾「栄光ゼミナール」による「小中高生の家庭の新年の目標・抱負に関する調査」の結果を12月18日に発表した。同調査は、栄光の教室に通う小学1年生〜高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に11月8日〜18日の期間に行われ、1836名(小学生保護者842名、中学生保護者599名、高校生保護者395名)から有効回答を得ている。
調査対象者に、自身の子どもは2025年の目標・抱負を決めていたかを尋ねたところ、「決めていた」という回答は小学生の保護者では50.5%、中学生の保護者では52.8%、高校生の保護者では50.4%となっている。子どもの年齢が上がるにつれて、「わからない」という回答が増える傾向にある。

自身の子どもが2025年の目標・抱負を決めていた人にその内容を尋ねたところ(複数回答)、「学習に関する目標・抱負」という回答が小学生の保護者で60.7%、中学生の保護者で66.8%となりもっとも多い。高校生の保護者の回答では、「受験に関する目標・抱負」(65.3%)が最多となり、「学習に関する目標・抱負」も半数超に達している。また、小学生の保護者では「習い事や趣味に関する目標・抱負」の回答が、中学生の保護者では「部活動に関する目標・抱負」の回答がより高い傾向がある。

同じく、自身の子どもが2025年の目標・抱負を決めていた人に対し、達成のために子どもは努力していたかを尋ねたところ、小学生の保護者、中学生の保護者、高校生の保護者いずれも「とても努力をしていた」と「まあ努力していた」を合わせた割合が9割超に達している。とりわけ高校生の保護者では、「とても努力をしていた」という回答が半数超を占めた。

自身の子どもが目標・抱負を決める際に、気を付けていることまたは今後気を付けたいことは何かという質問(複数回答)では、小学生の保護者で57.1%、中学生の保護者で66.1%、高校生の保護者で73.9%と、いずれも「子ども自身が主体的に決めた目標にする」が最多となっている。

自身の子どもが目標・抱負を達成するために、保護者自身が助言や手助けをした経験があるかを尋ねたところ、「助言や手助けをしたことがある」という回答が、小学生の保護者では89.3%、中学生の保護者では85.8%、高校生の保護者では82.8%を占めた。
助言や手助けの内容としては(複数回答)、小学生の保護者で72.2%、中学生の保護者で66.1%、高校生の保護者で69.4%と、いずれも「褒めたり、励ましたりする言葉をかけた」がもっとも多い。また、小学生の保護者では「達成したら、ごほうびをあげたり子どもの希望を叶えたりする約束をした」「達成までのスケジュールを一緒にたてた」を挙げる回答も多い。

自身の子どもが2026年の目標・抱負を立てるとした場合の希望内容としては(複数回答)、小学生の保護者と中学生の保護者では「学習習慣に関する目標・抱負」、高校生の保護者では「受験に関する目標・抱負」が最多となっている。
また、小学生の保護者、中学生の保護者、高校生の保護者いずれも「子どもが決めた目標・抱負であれば内容は気にしない」が約3割に達している。

そのほか、自身の子どもが目標・抱負を達成するための具体的な努力や苦労エピソード、保護者のおすすめサポート方法などを自由に答えてもらった質問では、以下のような回答が寄せられた。
- 「Excelで『横の列が日付、縦の列がやること』の表を作り、白い丸を書いて、できたら黒丸にする、というのをやりました。視覚化することで、できている・できていないが、親にも子どもにもわかるためとてもよかったです」
- 「子どもが自分で立てた学習計画を付箋に書いて勉強机に貼っている。付箋に書いた内容の学習が終わったら付箋を剥がす。学習予定の付箋がなくなったら自由時間にする」
- 「子どもの目標と対になるようなものを自分にも設定する。たとえば、月に10冊本を読むと決めたら、保護者も同じ冊数を読む。受験勉強のとなりで資格勉強をする等。一緒に頑張ろうと声をかけた。親の背中で示せるように意識した」
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