
大学によるデジタル教育の好事例の2校目として、宮崎大学を取り上げる。宮崎県では、同大学が中心となり「宮崎県デジタル人財育成コンソーシアム」を設立し、学生や社会人に対してデジタル教育を実践して、地域の活性化を図っている。今回、コンソーシアムの中心人物である宮崎大学の田村宏樹教授にインタビューを実施し、設立の経緯から活動内容、今後の課題などさまざまな話を伺ったので、その様子をお伝えする。国立大学も法人化後は自立・自律した運営や地域に根差した大学づくりが求められているが、宮崎大学も特色ある大学づくりの一環としてデジタル人材育成に取り組んでいる経緯である。とはいえ、地域をリードするコンソーシアムを実効的に運営することは非常に難易度が高いため、運営上の秘訣や苦労など忌憚ない話を含め田村教授にお聞きした。
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角田 仁(ツノダ ヒトシ)
1989年に東京海上火災保険に入社。主にIT部門においてIT戦略の企画業務を担当する。2015年からは東京海上のIT企画部参与(部長)および東京海上日動システムズ執行役員。2019年、博士号取得を機に30年間務めた東京海上を退職して大学教員へ転じ、名古屋経済大学教授や千葉工業大学教授を歴任した。現...
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