イー・ラーニング研究所は、子どもがいる親世代を対象に実施した、「運動会開催時期の変化に関する意識調査」の結果を9月18日に発表した。同調査は、8月5日〜29日の期間に行われ、445名から回答を得ている。
調査対象者に、子どもの運動会はどの季節に開催されるのがよいと思うかを尋ねたところ、「秋」が「春」を上回ってもっとも多かった。

運動会の開催時期を移行することによるメリットを尋ねた質問(複数回答)では、「熱中症のリスクが低い」が最多となり、「仲間づくりやチームワーク形成のタイミングに適している」がそれに続いている。

一方で、運動会の開催時期を移行することによる懸念点としては(複数回答)、「練習の準備期間が十分に取れないのではないか」という意見が多く寄せられた。

運動会などの行事や運動習慣を身につけることには、どのような効果があると思うかを尋ねたところ、「協調性」「チームワーク」「自己肯定感」といった、学力では測れない「非認知能力」の育成を評価する声が多く寄せられている。

運動会などの体験が、子どもの心の成長や人との関わり方によい影響を与えると思うかを尋ねた質問では、「非常に重要」が半数超となり、約4割の「やや重要」と合わせると約9割を占めた。

今後の運動会に期待することとしては(複数回答)、「子どもが楽しんで参加できる雰囲気を大切にできるか」が8割超でもっとも多かった。ほかにも、「熱中症や天候への十分な配慮をした開催」「多様な種目があり、運動が得意でない子も輝ける内容」といった回答も多く寄せられている。

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